レチノールとは?効果や副作用、レチノールクリーム、多く含む食品を紹介
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あなたは、しわに効果があるレチノールをご存知ですか?
レチノールと言われると、あまり聞き覚えがなく何のことか分からない方もいると思いますが、実は、レチノールは誰でも知っているような案外身近な物質なんですよ。
今回は、レチノールの効果や副作用、レチノールが含まれている食品、レチノールクリームの使い方を説明します。
レチノールクリームをいくつかピックアップして紹介するため、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
レチノールとは?
レチノールとは、ビタミンAのことです。
レチノールと言われて分からなくても、ビタミンAと言われれば、身近に感じますよね。
エイジングケア化粧品には、酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールが美容成分として配合されていることが多く、これらはビタミンA誘導体と呼ばれています。
レチノールの効果
では、このレチノールには、一体どんな効果があるのかを見てみましょう。
ビタミンAと聞くと、あまり美容にいいイメージがわかないかもしれませんが、実は美容効果が沢山あるんです。
ターンオーバーを促進
人間の皮膚は、28日~30日程度の一定の周期で作り替えられ、これをターンオーバーと呼びます。
古い肌から新しい肌に作り替えるという、美容にとってとても重要な働きなのですが、これは、年齢や生活習慣の乱れなどで案外簡単に周期が乱れてしまうんです。
ターンオーバーが遅れると古い角質が除去されないため、さまざまな肌トラブルの原因となってしまいます。
レチノールには、古い角質を皮膚からはがし、新しい角質の生成を促進する効果があるとされているんです。
シワやシミ、毛穴のたるみ、黒ずみなどの予防と改善に効果があります。
コラーゲンやエラスチンを生成サポート
コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどは、美容を気にかける方であればご存知の美容成分ですよね。
真皮に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは、肌に張りと弾力を与えることができるんです。
ただ、やはりこれらも歳を重ねるとともに、体内での生成量が少なくなっていくんです。
歳を重ねるとシワやたるみなどが現れてしまうのは、これらの生成量が少なくなって、張りや弾力を保てていないからなんですね。
これらの成分は線維芽細胞が生成していますが、レチノールは線維芽細胞に働きかけることで、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの生成を促す働きがあるとされています。
レチノールに副作用や危険性はある?
レチノールは、体内に入り込んで肌の表面である表皮の基底層に運ばれます。
レチノールは、そこで酵素によって代謝を受け、レチナールという物質に変化するんです。
そして、レチナールはレチノイン酸に変化して、ターンオーバーを促進したり線維芽細胞に働きかけたりします。
ただ、レチノールの最終形態であるレチノイン酸は、医薬品なんです。
医薬品は効果は高いですが、その分副作用の危険性も高くなってしまいますよね。
化粧品に配合されているレチノールの場合は、医薬品と違って高濃度で配合されることがなく、安全性を考慮して低濃度で配合されています。
その分、医薬品に比べて効果は薄くなってしまいますが、副作用の危険性も低くなるんです。
2013年に、第一三共ヘルスケアの「ダーマエナジー」というレチノール化粧品が販売中止になりました。
使用後に、肌のかゆみや腫れ、赤みなどの症状を訴える人が多くいたためです。
この化粧品はレチノール高濃度で配合し、肌への浸透力を高める技術を使っていたのが原因と考えられています。
やはり、高濃度であると、副作用や危険性も高くなってしまう可能性があります。
敏感肌の人は特に、パッチテストなどをしてから、使う方が良いでしょう。
中には、肌が乾燥したり炎症を引き起こしたりする方もいるため、異常を感じた際は、すぐに使用を中止しましょう。
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レチノールが多く含まれる食品
レチノールは、そもそもビタミンAであるため、食品にも含まれています。
では、一体どんな食品に含まれているのか、100g当たりの含有量を見てみましょう。
- 鶏レバー︰14000µg/100g
- 豚レバー︰13000µg/100g
- 肝(あんこう) ︰8300µg/100g
- 肝(うなぎ)︰4400µg/100g
- レバー(ペースト)︰4300µg/100g
- マーガリン︰1800µg/100g
- うなぎの蒲焼き︰1500µg/100g
- ほたるいか︰1500µg/100g
- 牛レバー︰1100µg/100g
- フォアグラ︰1000µg/100g
- あなご︰890µg/100g
- 鶏ハツ︰700µg/100g
- すじこ︰670µg/100g
- バター︰500µg/100g
- 卵黄︰470µg/100g
- 生クリーム︰380µg/100g
- いくら︰330µg/100g
- ホイップクリーム︰320µg/100g
- クリームチーズ︰240µg/100g
- しらす干し(半乾燥)︰240µg/100g
- プロセスチーズ︰240µg/100g
- カマンベールチーズ︰230µg/100g
- いかの塩辛︰200µg/100g
- しゃこ︰180µg/100g
- キングサーモン︰160µg/100g
レチノールクリームの使い方
レチノールクリームとは、レチノールが配合されているクリームのことです。
レチノールクリームには、伸びがいいものが多いです。
塗る時は、一気に大量に手に取らず、少量ずつ手に取って塗るようにしましょう。
また、レチノールクリームは、オロナインの香りがすると言う方が多いです。
これは塗っている時だけであり、塗ってしまえばオロナインの香りは感じなくなるため、特に気にする必要はありません。
レチノールクリームは皮膚科でもらえる?
結論から言えば、レチノールが配合されているクリームは、基本的に皮膚科で処方されていません。
皮膚科などで主に処方されているのは、レチノイン酸が配合されているクリームです。
レチノールと名前が似ている成分として、トレチノインという成分があります。
レチノールとトレチノインは効果もよく似ていますが、レチノールはビタミンAでトレチノインはビタミンA誘導体です。
ただ効果はトレチノインの方が高く、効果が高いトレチノインは医薬品として扱われ、医師に処方してもらうことでしか手に入れることができません。
人気のおすすめレチノールクリーム
では、化粧品として手に入れやすいレチノールクリームには、一体どんな製品があるのかいくつかピックアップして見てみましょう。
DHC「薬用レチノAエッセンス」
DHCから発売されているレチノールが配合されているクリームです。
レチノールだけでなく、プラセンタやオリーブバージンオイルなども配合されています。
チューブ型クリームのため、少量ずつ絞り出すことができます。
1999年から販売されているロングセラー商品なので安心感があります。
資生堂「シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」
資生堂エリクシールから発売されている、レチノールが配合されているクリームです。
日本で初めて、有効成分純水レチノールによる「しわを改善する」新効能の認可を受けています。
医薬部外品の純粋レチノールは、ヒアルロン酸の産生を促進し、硬くなった肌を柔軟にし、しわを改善します。
2017年@コスメのベストコスメ受賞!アイケア部門の第2位に輝きました。
ビーグレン「QuSomeレチノA」
b.glen(ビーグレン)から発売されている、2種類のレチノールのビタミンA成分が配合されている美容液。
壊れやすいビタミンAをビーグレン独自の極小カプセルで包み込むことで、成分が直接角層の奥に浸透します。
濃厚な美容液は、内側から弾力を感じる肌へ導きます。
出典:@コスメ
QuSomeレチノAは、@コスメでも★5以上の高評価!
公式サイトでは、QuSomeレチノA美容液が含まれるエイジングケアトライアルセットがあります。
⇒【ビーグレン公式サイト】エイジングケアトライアルセットを見る
まとめ
いかがでしたか?
ビタミンAであるレチノール。
ビタミンAと聞けば美容効果はあまり想像できないかもしれませんが、案外美容に役立つ効果を持っているんです。
また、レチノールはビタミンAであるため、食品からも摂取することができます。
レチノールクリームもいくつかピックアップして紹介したため、あなたに合うレチノールクリームを探してみてください。
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