肌へのヒアルロン酸の効果は?化粧水・サプリ・飲むドリンク・注射まとめ

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化粧品やサプリなどに含まれる成分のヒアルロン酸。
ヒアルロン酸は、コラーゲンやプロテオグリカンと並んで、美容成分3兄弟と呼ばれています。
そんなヒアルロン酸ですが、肌以外にどんな効果があるのでしょうか?
今回は、ヒアルロン酸そのものの効果や経口摂取で得られる効果、ヒアルロン酸化粧水について、サプリや飲むドリンク、ヒアルロン酸注射について説明します。
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目次
そもそもヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸とは、コラーゲンやプロテオグリカンと並ぶ有名な美容成分です。
ヒアルロン酸は、コンドロイチン、コラーゲンなどと同じムコ多糖類に分類され、人間の体内にも存在しています。
主に、水分を保持する役割を担っているんです。
歳を重ねると、肌の潤いや弾力が失われてしまうという方が多いですが、それは歳を重ねるにつれて、このヒアルロン酸が減少していって水分を保持できなくなってしまうからなんです。
ヒアルロン酸の効果
「ヒアルロン酸が肌にいい」というのは、もうお分かりかと思いますが、具体的に肌にどんな影響があるのか知っていますか?
実は、ヒアルロン酸が影響を与えるのは、肌だけではなく、身体のあらゆる部分に効果をもたらします。
肌へのヒアルロン酸の効果
ヒアルロン酸は、保湿に優れていて肌に潤いを与えてくれます。
人間の身体には、エラスチンという網目状の弾力繊維が存在していますが、コラーゲンと共にエラスチンの網目の隙間を埋めるようにしてゼリー状になり、乾燥や紫外線などでダメージを受けた肌を修復するんです。
関節機能への効果
ヒアルロン酸が存在しているのは、皮膚だけではありません。
人間の体内の様々な場所に存在しています。
実は、関節にも存在しているんです。
人間がなめらかに動けるのは、関節があるからですが、関節がなめらかに動いてくれるのは、関節にヒアルロン酸が存在しているからなんです。
中高年など歳を重ねると、ひじやひざなどの関節がギシギシする、痛むといった人が多いですよね。
これは、関節部分に存在しているヒアルロン酸が減少して、関節がなめらかに動かなくなったことによって痛みが生じるんです。
生理や更年期障害
ヒアルロン酸は、女性の生理の周期や子宮の状態を整えるなどの働きをするホルモンのバランス、自律神経にも深い関わりがあります。
女性が更年期障害になると、排卵の量が減ったり、生理不順が起きたりなどの症状が現れることもありますよね。
あれは、今まで排卵を促して生理周期を整え、女性ホルモンの分泌バランスを調整していたヒアルロン酸が、歳を重ねたことで減少しているからなんです。
目にも効果
目薬にも含まれるヒアルロン酸。
ヒアルロン酸は、眼球の水晶体の後方にある「硝子体」にも含まれています。
硝子体は、外からの光を網膜に伝えたり、衝撃から網膜を守ったりする役割を果たしています。
実はこの硝子体、99%が水分で構成されているんです。
ヒアルロン酸は、この硝子体が構成されている水分を保水する役割を担っています。
ヒアルロン酸の経口摂取に効果はなし!?
ヒアルロン酸の経口摂取に効果があるかどうかは、長年にわたり研究が重ねられてきました。
食事や飲むヒアルロン酸、サプリメントを関節症のために摂取するのは、今のところ効果は不十分だと言われています。
関節に効果がある量を飲むことは、不可能だからです。
しかし、ヒアルロン酸を口から摂取すると、皮膚の水分量は増加すると報告されています。
キユーピー株式会社は、長年にわたり経口摂取による肌の乾燥改善効果を研究し、2016年には、消費者庁に届け出をし、肌の乾燥緩和を訴求する機能性表示食品を発売しています。
代表的な研究結果では、乾燥肌で悩んでいた人のうち、ヒアルロン酸を1日120mg食べた人は、摂取3週間後に食べなかった人より皮膚水分が増える傾向が高いという結果に。
「食べるヒアルロン酸」の肌への保水機能(研究レビューの代表的なデータ)
37歳~59歳の乾燥肌で悩んでいる39名を、摂取する群(19名)または、プラセボ群(20名)に分け、ヒアルロン酸Na 120mgを1日1回朝食後に摂取する試験を6週間行いました。
ヒアルロン酸Naを摂取した群では、プラセボ群と比べた皮膚水分値の変化量が、摂取3週間後で有意な高値に(p<0.05)、6週間後で高値傾向(p<0.1)になっています。
出典:キユーピー株式会社
実は、ヒアルロン酸は、豚足や鶏のトサカ、鶏の皮や手羽先、魚の目玉やフカヒレ、海ぶどうなどの海藻類など、数多くの食品にも含まれています。
しかし、食品中のヒアルロン酸は、熱に弱く腸で分解されるため、分解されていない状態のヒアルロン酸として吸収することができないんです。
体内でヒアルロン酸として作用するのは分解されずに形を保ったヒアルロン酸であるため、どんなに食品からヒアルロン酸を経口摂取しても腸で分解されてしまってヒアルロン酸の効果を得ることはできないんですね。
また、細胞付近で再合成するといったことも起こらないため、食べ物から摂取したヒアルロン酸によってヒアルロン酸の効果を得ることは不可能に近いんだそうです。
ヒアルロン酸配合の化粧水・化粧品
現在、美容成分のヒアルロン酸が配合されている化粧水や美容液などの化粧品は、たくさんあります。
気になる化粧水の効果や選び方についてお伝えします。
化粧水のヒアルロン酸に肌効果はある?
化粧水を届かせたい場所は、体内のヒアルロン酸が存在する「真皮」ですが、実は、ヒアルロン酸は「角質層」までしか届かないんです。
ヒアルロン酸は、分子が大きい高分子物質であるため、肌に塗り込んでも表皮の一番外側を覆っている角質層に留まってしまうんです。
ただ、効果がないのかと言われれば、そうではありません。
ヒアルロン酸は、角質層に留まることによって角質層の水分を抱え込んで保水し、角質層から水分が蒸発するのを防いでくれるんです。
ヒアルロン酸化粧水・化粧品の選び方
ヒアルロン酸配合の化粧水や化粧品の成分表示欄には、「ヒアルロン酸Na」「加水分解ヒアルロン酸」「アセチルヒアルロン酸」などと記載されていることがありますが、これは全部ヒアルロン酸なんです。
この3種類は、分子の大きさが違い、テクスチャーが異なります。
ヒアルロン酸だけでなく美肌や美白、アンチエイジングなどにも効果がある成分を含んだ化粧水を選ぶと一石二鳥ですよ。
また、化粧水にも「しっとりとしたもの」と「さっぱりしたもの」があります。
テクスチャー自分の好みに合うものを選びましょう。
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ヒアルロン酸化粧水・化粧品の成分種類の違い
化粧水や化粧品のヒアルロン酸成分には、3種類があるとお伝えしましたが、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれ効果が異なるので、目的に合わせて選びましょう。
ヒアルロン酸Na
分子が大きい高分子のヒアルロン酸。
粘り気が高く、肌には浸透せず、肌表面の保湿の効果やバリア効果があります。
加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)
分子量が1万以下の低分子化したヒアルロン酸。
分子が小さいのでさらっとしていて、角質層まで浸透し保湿する効果があります。
アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)
分子量が1万~10万ほどの、加水分解ヒアルロン酸よりさらに分子が小さいヒアルロン酸。
粘り気が低くさらっとしていて、角質層に多くの水分を保持し保湿する効果があります。
ヒアルロン酸サプリや飲むドリンク
ヒアルロン酸サプリや飲むドリンク、これらも経口摂取になりますが効果はあるのでしょうか?
肌効果はある?
近年、発売されているサプリやドリンクなどに含まれているヒアルロン酸は、低分子化されているものが多いです。
低分子化されているものであれば、効果を得ることができます。
食べ物にもヒアルロン酸は含まれていますが、食事からだけでは十分な量は補えないので、サプリやドリンクを活用しましょう。
ヒアルロン酸サプリや飲むドリンクの選び方
まずは、低分子化されているものを選びましょう。
高分子のままのヒアルロン酸では、腸で分解されてしまいます。
ビタミン類やセラミドが一緒に配合されているもの、粉末やジェル状のものは吸収されやすいです。
肌の乾燥を緩和する機能があると表示できる、消費者庁に届け出た機能性表示食品もあります。
ヒアルロン酸注射の肌効果や注意点
肌の潤いを保つとされているヒアルロン酸化粧水は、一時的なものでしかありません。
その点、ヒアルロン酸注射の場合は、ヒアルロン酸の効果をより長く持続させることができるんです。
もちろん注射を打つ部分によっても変わり、個人差もありますが、短くて数ヶ月、長くて数年は効果が持続するとされています。
また、同じヒアルロン酸注射でも種類は様々で、目的によって中の薬剤を使い分けることができます。
薬剤の量が少なければ追加で打つことができ、逆に多ければ除去できるのも大きなメリットです。
ただし、店によっては悪質なお店もあります。
本来、効果が長く持続するのがヒアルロン酸注射の大きなメリットですが、わざと質の悪い薬剤を打つことですぐに戻ってしまったりすることもあります。
もちろん再度ヒアルロン酸注射を打てば問題はありませんが、質の悪い薬剤を打ってすぐに元の肌状態に戻して打ち直すことで追加料金を取ってお金を稼いでいるお店もあります。
ヒアルロン酸注射を打つ際は、お店の口コミや評判などを調べてから行くと安心です。
また、注射であるため打つ時に、毛細血管を傷付けてしまう可能性があります。
それによって、注射を打った部位が腫れたり内出血を起こすことがあるんです。
まとめ
いかがでしたか?
保湿に優れているヒアルロン酸は肌だけでなく、関節や目にも効果をもたらします。
ただ、食品では効果を得られないため、効果を得るためには化粧水、サプリや飲むドリンク、もしくは注射などといった手段を取る必要があります。
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