笑いで免疫力UPするNK細胞とは?増やし方・活性化にはヨーグルト?
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
あなたは「NK細胞」を知っていますか?
NK細胞は、ナチュラルキラー細胞とも呼ばれています。
免疫を向上させる効果があるとして、がんの治療法としても注目されているNK細胞。
では、このNK細胞とは一体何なのでしょうか?
NK細胞を増やすには、笑うことやヨーグルトなどが効果的と言われていますが、本当なのでしょうか?
今回は、NK細胞の活性化やNK細胞療法でがんを治療できるのか、NK細胞の増やし方と増やす効果がある食べ物について説明します。
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
目次
NK細胞とは
免疫は健康を保つ上で、なくてはならないものです。
免疫があるからこそ、生物は健康に生きることができています。
いくつもの種類の免疫細胞が集まって機能している免疫。
数多くの免疫細胞の中でも特に重要な働きを持っている細胞が、この「NK細胞」なのです。
ナチュラルキラー細胞を省略して、NK細胞と呼ばれています。
NK細胞は、自然免疫として働いていて、細胞障害性白血球(リンパ球)のひとつです。
このNK細胞は、ウイルスに感染した細胞を見つけて攻撃する働きがあります。
まさに、ナチュラルキラー=「生まれながらの殺し屋」なんです。
出典:http://bowwowjapan.co.jp/blog/?p=680
特に、腫瘍やウイルスに感染した細胞に効果を発揮すると言われています。
人間の身体は、日常的に「がん細胞」が作られています。
それは、何らかの病気を患っている方だけではなく、健康な人でも同じです。
1日で3000個~5000個のがん細胞が作られているんです。
ですが、全員が全員がんを発症しているわけではないですよね?
これは、NK細胞が体内で発生した「がん細胞」を発見し、駆除しているからなんです。
では、このNK細胞が少なくなる、または働きが停止するとどうなるのでしょうか。
がんや病気になりやすくなる、または体内で発生する「がん細胞」を駆除できず、がんや病気になってしまうんです。
人間の身体には通常50億個のNK細胞があり、このNK細胞が「がん細胞」や「ウイルス細胞」から身体を守ってくれているんですね。
NK細胞を活性化すると
では、そんな大切な働きを担う「NK細胞」が活性化すると、どうなるのでしょうか?
簡単に言えば、NK細胞が活性化すると、それに伴って免疫力も向上します。
NK細胞は通常、血液の中に混じって体内を循環しています。
循環中は、がん細胞やウイルス細胞を探し出して駆除しているのですが、NK細胞が弱まると上手く探し出せずに見逃してしまったり、力が足りずに駆除できなかったりするんです。
そうなると、がん細胞やウイルス細胞が身体に作用し、がんを発症したり病気を患ったりするんです。
NK細胞が活性化すると、活発に働いて「がん細胞」や「ウイルス細胞」を素早く見つけ、より強い力で攻撃することができるようになります。
ですが、免疫力は強ければいいというものではありません。
リウマチなどの自己免疫疾患と呼ばれる病気は、自分の免疫が病気の原因になっています。
本来は、悪い物質を排除する働きを持つ免疫ですが、力が強すぎると、健康な細胞などにも作用して、自分の身体にまで攻撃してしまうんです。
NK細胞をたくさん増やせばいい、限界まで活性化させればいい、というわけではないんです。
免疫細胞の数は、全体的なバランスを整えることが重要です。
NK細胞療法でがん治療
近年では、NK細胞でがんが治療できると「NK細胞療法」が注目されています。
がんを発症する人というのは、健康な人の一般的な免疫値と比べると、かなり免疫値が低い人が多いそうです。
がんの進行を遅める、または止めるためには、この低くなってしまっている免疫を再度高める必要があります。
NK細胞療法というのは、患者の体内から血液を取り出し、血液中に存在する一番活性が高いNK細胞を分離します。
分離した活性が高いNK細胞をより活性化させて増殖させ、大幅に増えて前よりも活性化しているNK細胞を点滴などを用いて体内に戻します。
そうすることで、活性した多くのNK細胞で体内を満たし、がんの進行を食い止めるのです。
今まで、がんの治療法は、「手術法」「放射線療法」「抗がん剤投与治療」の3つでした。
しかし、これらの治療法には強い副作用があり、身体への負担がとても大きいものなんです。
がんがある程度進行してしまっていたり、末期になっていたりすると、その進行を少しでも遅らせるために抗がん剤の大量服薬や放射線を大量照射しなければいけません。
本来であれば延命するための治療のはずが、それによって逆に寿命を縮めてしまうことさえあったのです。
ですが、このNK細胞療法は元々自分の体内で働いていたNK細胞を取り出して活性化させ、活性化したものを増殖させて体内に戻すという療法のため、身体に強い副作用や悪影響を与えることはありません。
NK細胞の増やし方
これで、NK細胞の重要さを知っていただけたのではないでしょうか?
ですが、元々NK細胞が少なければ意味がありません。
できることなら、がんなどの大きな病気を発症せずに過ごしたいですよね。
健康でいるには、NK細胞を増やすことが大切!
ということで、NK細胞の増やし方について見ていきましょう。
たくさん笑う
実は、笑うことでNK細胞を増やすことができるんです。
笑うと、体内で免疫力を高める効果を持つ「神経ペプチド」といった物質が生成されます。
これがNK細胞の表面に付着すると、NK細胞を活性化させることができるんです。
つまり楽しい、嬉しいといった気持ちで笑うことが、NK細胞の活性化と増殖につながるんです。
その反面、悲しい、苦しいなどといった負担となる感情やストレスはNK細胞の働きを弱めてしまいます。
乳酸菌の摂取
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌。
実は、これがもっともNK細胞を増やす効果があるとされているんです。
NK細胞の拠点となる場所は腸です。
つまり腸の環境が悪いとNK細胞も弱まってしまいます。
良質な睡眠
良質な睡眠はNK細胞を増やし、活性化させるために必要だとされています。
1日7時間程度の睡眠が一番いいとされていますが、これは睡眠の質が悪ければ何時間寝ても意味はありません。
時間的には十分寝ているはずなのに疲れが取れない、たくさん寝ているのに寝た気がしないといった場合は睡眠の質が悪い恐れがあります。
⇒睡眠サプリや食品添加物のグリシンとは?効果や危険性、副作用は?
⇒睡眠負債とは?昼寝解消法や対策・チェック診断テスト
適度な運動
散歩に行くなど少しの運動で十分です。
しかし、日常的に運動をしない方は、その散歩ですら億劫(おっくう)に感じる方もいるのではないでしょうか?
用事もないのに外に出たくないという方は、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなど、日常的な動作にちょっとした運動を取り入れてみるだけでも効果的ですよ。
NK細胞を増やす食べ物
NK細胞は、食べ物でも増やすことができます。
NK細胞を増やす食べ物としては「ヨーグルト」が有名で、その効果と手軽さが評価されています。
乳酸菌にも多くの種類があり、その種類によって効果も違います。
NK細胞には、どんな乳酸菌が適しているのかを見てみましょう。
腸まで届く乳酸菌
出典:カゴメ株式会社
乳酸菌の多くは、胃酸に弱く、腸に届く前には胃酸によって死滅してしまいます。
中には胃酸で死滅しない生きた状態で腸まで届く乳酸菌もあるのです。
ヨーグルトのCMやキャッチコピーなどで「生きたまま腸まで届く乳酸菌」などといった言葉を耳にしたことはありませんか?
胃酸に強い乳酸菌とはそれのことです。
「アシドフィルス菌」や「ラブレ菌」はこの胃酸に強い部類の乳酸菌です。
植物性乳酸菌
植物由来の乳酸菌のことです。
先程も名前があがった「ラブレ菌」は植物性乳酸菌の一つです。
植物性乳酸菌は、植物の細胞壁の厚みそのものが免疫力を活性化させるための要素となります。
細胞壁の厚みがあればあるほど、免疫力を活性化させるチカラが強くなるそうです。
乳酸菌は、ヨーグルトにしろサプリメントにしろ、2週間以上継続して摂取し続けることで効果を発揮します。
摂取する際は必ず一つの種類に絞って摂取するといいそうです。
サプリメントならサプリメント、ヨーグルトならヨーグルト、サプリメントとヨーグルトを同時になどと欲張ってはいけません。
同じメーカーの同じ製品を2週間以上取り続けてみましょう。
欲張って摂取しすぎたり、毎日別の種類のものを口にしたりしていると、効果が現れない恐れがあります。
あなたに合うヨーグルトの乳酸菌を探したい方は、下の記事もおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
生まれながらの殺し屋「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」、活性化させることで、がん治療にも効果があるんです。
がん治療は、NK細胞療法と呼ばれて注目を浴びています。
NK細胞を増やすためには「笑うといい」なんて、にわかには信じがたい話ですが、日々、ちょっとした心がけで笑いを増やせるので、意識してみて下さいね。
ヨーグルトやサプリメントなどでNK細胞を増やす目的として乳酸菌を摂取する場合、どんな乳酸菌が含まれているのかをきちんと確認してから購入しましょう。
乳酸菌が気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい
↓↓↓
乳酸キャベツを使ったレシピ!乳酸キャベツの効果・簡単な作り方