髪や美白効果!シスチンとは?多く含む食品、サプリ、システインとの違い
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
あなたは、髪や爪に大きな影響を与えると言われているシスチンをご存知ですか?
実は、このシスチン、美白効果もあるんです。
システインと呼ばれるものもありますが、これはシスチンとは関係があるのでしょうか?
今回は、シスチンとシステインの違い、シスチンの効果や含まれる食品、サプリの選び方について説明します。
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
目次
シスチンとは?
シスチンとは、身体を作るタンパク質のもととなっている重要な栄養素「アミノ酸」の一種です。
たんぱく質には、多くの種類がありますが、シスチンはそれぞれのたんぱく質に微量に含まれているんです。
髪を構成している成分には、ケラチンという成分がありますが、このケラチンにはなんとシスチンが18%も含まれているんです。
不足すれば、髪の質が悪くなったり、抜け毛や薄毛が引き起こされたりします。
逆に、髪を構成するケラチンに十分なシスチンが含まれていれば、髪の質を向上して抜け毛や薄毛などといった髪トラブルを防ぐことができるんです。
つまり、シスチンは、髪に非常に大きな影響を与えているんです。
その他にも、美白効果や老化を防止する効果もあるんです。
シスチンとシステインの違い
では、シスチンとシステインは、一体何が違うのでしょうか?
まず、シスチンだけでなく、システインも含めて、これらは両方アミノ酸の一種です。
そして、シスチンというのは、2つのシステインが結合し、酸化することによってシスチンという物質に変化します。
つまり、シスチンは、システインから作り出されているんですね。
システインが2分子結合したシスチンも、システインに変化できるんです。
このシスチンとシステインは、体内で相互変換されるアミノ酸なんです。
システインは、メチオニンという物質から作り出される非必須アミノ酸です。
体内では生成できずに、必ず食品から摂取しなければいけない必須アミノ酸とは違い、非必須アミノ酸は体内でも生成できます。
つまり、非必須アミノ酸であるシステインは不足しにくいんです。
ただ、アルコールを摂取した際やデスクワークなど目を酷使している場合は、システインを作り出すメチオニンやシステインが消費されてしまいます。
こうしてシステインが不足すると、シスチン不足につながってしまうんです。
また、メチオニンが不足すると体内で生成できるシステインの量が減るため、メチオニンが不足することもまたシスチンの不足につながってしまいます。
シスチンの効果
シスチンは、
- 髪や爪に効果がある
- 美白効果がある
と言われていますが、具体的に髪や爪にどういった効果をもたらすのでしょうか?
また、効果はそれだけではありません。
シスチンは、免疫力にも働きかけるんですよ。
美白や美肌の効果
メラニン色素は、シミにつながります。
このメラニン色素を作り出すのは、酵素の一種であるチロシナーゼが原因ですが、シスチンには、このチロシナーゼの働きを抑制する効果があるんです。
これによって、シミができるのを防ぐことができます。
また、シスチンには、肌のターンオーバーを促進する効果もあるとされています。
ターンオーバーによりメラニン色素は排出されやすくなるので、メラニン色素が原因でできたシミも消えやすくなるんです。
髪や爪に効果
髪が燃えると、イヤな臭いがしますよね。
シスチンは、硫黄を含む含硫アミノ酸なので、髪が燃えた時のあの臭いは、硫黄が燃えていることで発生する臭いなんです。
実はこの硫黄は、髪や爪、皮膚を形成しているたんぱく質の成分となり、硫黄が十分に含まれているたんぱく質は、とても丈夫なたんぱく質になるとされています。
シスチンは、髪にコシを与え、艶のある爪にしてくれるんです。
老化防止
人間の身体にとって、水銀・鉛・ヒ素・銅などは有害金属で健康被害の原因となります。
また、喫煙や飲酒、有害金属は、活性酸素を作り出す原因となるんです。
シスチンは、活性酸素を解毒し、体外へ排出する作用があるので、老化を防止する働きがあります。
活性酸素は、本来であれば重要な役割を担うものであり、細菌やウイルスから身体を守ってくれるんです。
一方で、活性酸素は体がサビると言われる「強力な酸化作用」を持っています。
この活性酸素が増え過ぎると、その強力な酸化作用によって、皮膚だけでなく内臓や骨まで損傷させてしまうんです。
皮膚は酸化することで老化していき、内臓や骨が損傷するとさまざまな病気を引き起こします。
シスチンは、それを予防することができるんですね。
脱毛症の改善
髪は、ケラチンという物質が、主成分となって形成されています。
ケラチンが占める割合は90%以上という、非常に大きな役割を占めている重要な成分なんです。
実は、このケラチンには、「硬ケラチン」と「軟ケラチン」の2種類があります。
軟ケラチンは、硫黄の含有量が少量で主に皮膚を作り出すのに対し、硬ケラチンは髪や爪を作り出すんです。
そしてこのケラチンは、構成されているアミノ酸の割合によって、「硬ケラチン」と「軟ケラチン」に分類されているんです。
ケラチンに含まれているアミノ酸は、18種類もの種類があります。
そして、その18種類の中でも、特に豊富に含まれているのがシスチンなんです。
アミノ酸が不足した場合は、抜け毛や薄毛が発生しやすくなり、このシスチンは抜け毛や薄毛を解消する育毛に効果があるとされています。
免疫力アップの効果
自然免疫を担う免疫細胞は、グルタチオンという物質によって成り立っています。
グルタチオンは、体内で生成され細胞内に蓄えられて、高い免疫力を維持するんです。
グルタチオンは、システイン、グルタミン酸、グリシンの3つのアミノ酸が結合して作られています。
つまり、シスチンはグルタチオンの供給源と言えるでしょう。
病気にならないためには、高い自然免疫を維持する必要があります。
そして、高い自然免疫を維持するためには、グルタチオンを生成する元の成分となっているシスチンやシステインが必要不可欠なんですね。
シスチンが含まれる食品
これで、シスチンの重要性は、分かったかと思われます。
シスチンを生成するシステインは、非必須アミノ酸であるため、体内でも生成できます。
ただ、もしシステインが不足した場合のことを考えると、シスチンを含む食品を日々の食事に組み込んだ方が安全ですよね。
多く含まれる食品は、魚介類や小麦類です。
では、一体どんな食品に含まれているのか、食品の種類別で見てみましょう。
魚介類
削り節︰800mg/100g
鰹節︰750mg/100g
甘海苔︰650mg/100g
すじこ︰500mg/100g
しらす干し︰450mg/100g
たらこ︰310mg/100g
鰹︰ 270mg/100g
穀物類
小麦たんぱく(粉末)︰1,600mg/100g
オートミール︰490mg/100g
小麦胚芽︰470mg/100g
ライ麦(全粒粉)︰320mg/100g
強力粉︰300mg/100g
薄力粉︰230mg/100g
フランスパン︰220mg/100g
ライ麦粉︰220mg/100g
食パン︰190mg/100g
麺類
パスタ︰310mg/100g
干し蕎麦︰310mg/100g
マカロニ︰310mg/100g
蕎麦粉(全層粉)︰300mg/100g
そうめん・冷や麦︰220mg/100g
蕎麦(生)︰210mg/100g
干しうどん︰210mg/100g
野菜類
枝豆︰170mg/100g
そら豆(未成熟)︰120mg/100g
乾燥かんぴょう︰91mg/100g
グリーンピース︰70mg/100g
にんにく︰65mg/100g
ブロッコリー︰45mg/100g
きのこ類
乾燥椎茸︰240mg/100g
えのき︰25mg/100g
生椎茸︰24mg/100g
マッシュルーム︰18mg/100g
なめこ︰14mg/100g
シスチンのサプリの効果や選び方
まず、シスチンのサプリを選ぶ前に、自分が日々の食事でどれだけシスチンを摂取できているかを確認してみましょう。
良い影響を与える成分だとしても、たくさん摂取すればいいというわけではありません。
過剰摂取は、身体に毒です。
シスチンの推奨摂取量は、体重1kg当たり15mgとなっています。
体重が50kgだとすると、750mgですね。
あなたは、どれだけの量のシスチンが不足しているのか確認しましょう。
また、シスチンを摂取すれば、抜け毛や薄毛が絶対に解決する訳ではありません。
日々の生活習慣やストレスが原因であった場合は、シスチンを摂取しても結果は同じです。
サプリを試す場合は、生活習慣やストレスの発散など、見直すべき箇所を見直してから慎重に選ぶようにしましょう。
シスチンのみのサプリというのはあまりないので、目的に合わせてシスチンの他にどのような栄養素が含まれているかをチェックしましょう。
味の素のサプリ「抵抗活力アミノ酸シスチン&テアニン」が話題
冬や季節の変わり目は、体調を崩しやすい人が特に多くなりますよね。
このサプリには、シスチンだけでなく、テアニンも配合されているので話題なんです。
最近、シスチンとテニアンを一緒に食べることで、体内のグルタチオンの量が増えて、免疫力がアップすることが分かったそう。
人工甘味料が入っている点が、ちょっと気になりますが…
美白サプリ「マスターホワイト」
@コスメでも人気の美白サプリメント。
美白効果のあるシスチンをはじめ、話題の美容成分「プロテオグリカン」と「アスタキサンチン」も配合。
ヒアロコラーゲン(ヒアルロン酸・コラーゲン)、エラスチン、セラミドなど、肌に嬉しい成分が16種類も配合されている美容サプリです。
卵殻膜にはシスチンが豊富
卵殻膜(らんかくまく)とは、卵の殻の内側にある薄い膜のことです。
卵殻膜は、線維状のたんぱく質を主成分としていて、20種類のアミノ酸によって構成されているんです。
アミノ酸の中でも、シスチンは特に豊富に含まれているんですよ。
シスチンが豊富に含まれている卵殻膜に注目し、美肌の研究を行い、開発された美容液があります。
卵殻膜美容液「ビューティーオープナー」
卵殻膜エキス95%配合した美容液。
若々しさと健康維持に必要な3型コラーゲンをサポートする卵殻膜、ヒアルロン酸、スクワランなどを配合。
@コスメのブースター導入液部門のランクイン常連で★も5以上。
過去には、3カ月間1位を獲得した実績もある、人気の美容液なんです。
公式サイトなら初回限定価格
卵殻膜に興味がある方は、下の記事もおすすめです。
卵殻膜コスメの効果は?美容液やオールインワン化粧品、サプリも紹介
まとめ
いかがでしたか?
髪や爪に効果があるシスチン、それは2つのシステインが結合したもののことなんです。
テアニンも一緒に摂取することで免疫力を向上させる効果もあります。
シスチンを食品から摂取する場合は穀物類がおすすめです。
シスチンが不足している場合はサプリを使用するのも手段の一つですが、サプリを購入する前に生活習慣やストレスの発散などについては見直しておきましょう。
もしかしたらシスチンが原因ではないかもしれませんよ。
最新の美容成分に興味がある方は、下の記事もおすすめです。
⇒プロテオグリカンとは?効果や副作用は?サプリ・原液・美容液化粧品を紹介
⇒エラスチン配合化粧品・美容液&サプリおすすめ人気ランキング