セラミドとは?化粧水美容液やサプリ、食品の効果、種類や選び方
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セラミドは、化粧水や美容液などの化粧品、サプリメントや飲むドリンクなどに配合されていて、美容に良いというイメージですよね。
美容に良いと分かっていても、
- 食品などの食べ物からも効果を得られるの?
- セラミドには、どんな種類があるの?
- 化粧品やサプリの選び方は?
などと、疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、セラミドの様々な効果や種類、選び方などを説明します。
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目次
セラミドとは
セラミドとは、角質層(角層)の細胞と細胞の間に存在し、水分や油分を抱え込んで保つ役割を持つ細胞間脂質の1つです。
美しい肌や髪を保つためには潤いが必要ですが、このセラミドは、潤いを保つためとても重要な物質なんです。
また、角質細胞の間の隙間にセラミドが入り込んで、その隙間を埋めることで外部から受ける刺激を遮断するバリア機能の働きもあります。
セラミドが含まれる角質層は、約0.02ミリという非常に薄い膜なのですが、「保湿機能」と「バリア機能」という肌にとって重要な役目があるんですね。
セラミドは全身の肌に含まれていますが、残念なことに、20代をピークに年齢と共に減少してしまう成分なんです。
しかし、セラミドは、化粧品成分が届く角質層に存在するので、化粧品から補えます。
また、口から摂り入れても効果があるという研究結果もあるので、サプリメントや食べ物からも摂取することができるんですよ。
セラミドを含む食品・食べ物・飲み物
セラミドは、化粧品など、肌から取り込むのではなく、普段の食事からも摂取することができます。
セラミドは主に、植物である野菜などに多く含まれています。
その中でも、トマトや人参、ピーマンなどといった、色の濃い食材に含まれている傾向にあります。
また、タマネギやカリフラワー、キャベツ、白菜、里芋などといった、白色の食材は血流を改善する働きを持つものが多いため、食事によって摂取したセラミドを肌に届かせるためにも白色の食材を一緒に摂取するといいですよ。
もちろん、野菜以外のものにも含まれています。
食べ物であれば米や米ぬか、小麦胚芽や蕎麦などの穀物類、小豆や黒豆といった豆類。
わかめやひじきといった海藻類、こんにゃくや白滝にも含まれています。
飲み物であれば、コーヒーや紅茶、牛乳などにも含まれています。
セラミドの効果
セラミドは年齢を重ねると共に、その数は減少していきます。
減少したセラミドを補うために生み出されたのが、セラミドが配合された化粧水や美容液などの化粧品です。
近年では、サプリや飲むドリンクなどの食品に配合されていることも多いですよね。
化粧水や美容液などの化粧品に含まれているセラミドと、サプリなどの食品に含まれているセラミド、これらには、それぞれどんな効果があるのかを見てみましょう。
化粧品(化粧水や美容液)の効果
セラミドが減少すると肌は潤いが不足し、乾燥肌などの肌トラブルを招きます。
それだけでなく、潤いがなくなると、肌の老化も進行しやすくなるんです。
潤いを失った肌にセラミドを補うために生まれたのが、セラミド配合の化粧水や美容液などの化粧品です。
潤いを保ち、外部からの刺激を遮断することで、美しい肌を維持することができます。
セラミドは、真皮にあるヒアルロン酸やコラーゲンと違って、化粧品の成分が届く角質層に存在しています。
なので、化粧品の成分を浸透させ、効果を発揮できる美容成分と言えるのがセラミドなんです。
サプリや食べ物の効果
サプリメントなどを経口摂取することによって化粧品のように外部からだけでなく、身体の内側から効果を得ることができます。
サプリや食べ物を摂取することで、肌の潤いに効果があるんです。
化粧品は、早い効果を望めますが、サプリは長期的な効果や全身の皮膚を潤すことを考えて摂取するのがいいでしょう。
最近は、研究結果をもとに機能を示すことができる「機能性表示食品」にも、セラミド配合のサプリメントなどもあります。
肌のバリア機能を高める効果があり、年齢と共に減少するセラミドを補い、肌の乾燥改善をサポートしてくれます。
セラミドとアトピーの関係性
セラミドは、外部の刺激から肌を守るバリア機能の役割を担っています。
刺激というのは、アレルギーも含まれます。
アレルギーの一種として、代表的なアトピー性皮膚炎。
アレルギーであるため遺伝はもちろんのこと、食べ物やダニ、埃(ほこり)などといったアレルゲンが体内に侵入することによって、強いアレルギー反応を引き起こします。
実は、アトピー性皮膚炎を患っている方は、セラミドの量が低い傾向にあるんです。
セラミドが少なく、肌のバリア機能が低いことによって、アレルゲンの影響を受けやすくなってしまっているんですね。
アトピー性皮膚炎の治療は、基本的に医薬品を服用することでの治療になりますが、アトピー性皮膚炎を予防したり症状を緩和させるためには、日々のスキンケアが重要であるとされています。
日々のスキンケアを怠らずにセラミドを補うことによって、アトピー性皮膚炎を予防することができるんですね。
セラミドとヒアルロン酸の違い
「セラミド」と「ヒアルロン酸」、どちらも保湿力が高い成分として有名です。
保湿力が高いことで、一見同じような成分に見えるかもしれない、このセラミドとヒアルロン酸。
実は、全く別の成分なんです。
セラミドとは、皮膚の表面の「表皮」に存在し、細胞の間の隙間に入り込んで機能する細胞間脂質の一つです。
皮膚の表面で水分や油分を抱え込み、細胞の隙間を埋めて、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ働きを持っています。
ただ、ヒアルロン酸は表皮ではなく、表皮の下の「真皮」に存在しています。
真皮には、コラーゲンやエラスチンなども存在していて、そのコラーゲンとエラスチンの間に入り込んで機能するムコ多糖類の一つです。
ヒアルロン酸は、ゼリー状で粘性が高いことで、1gにつき約6Lもの保水力をもっていて、それによって肌の潤いや弾力を保つという役割を担っています。
保湿力が高いという似た特性を持っていますが、実際は「存在している場所」も「担っている役割」も違うまったく別の成分なんですね。
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肌のセラミドの種類
肌に含まれるセラミドには、いくつかの種類があります。
それぞれの種類のセラミドの特徴について見てみましょう。
セラミド1(セラミドEOP)
セラミド1には、保水効果があります。
外部刺激にも強く、セラミド1が持つバリア機能によって、アレルゲンや細菌の侵入を防ぐことができます。
セラミド2(セラミドNS・セラミドNG)
人間の肌に一番多く含まれているセラミドで、このセラミド2も高い保水力を持っています。
セラミド3(セラミドNP)
セラミド特有の保水力はもちろんのこと、セラミド3にはシワを改善する働きがあります。
セラミド6Ⅱ(セラミドAP)
セラミド6Ⅱは、セラミド3と似ていて保水力とシワを改善する働きを持っています。
ただセラミド3と違うのは、それに加えて細胞を作り替えるターンオーバーを促進する効果があるんです。
化粧品成分のセラミドの種類
肌に含まれるセラミドにも種類があるように、セラミド成分としてもいくつか種類があるんです。
植物性セラミド
植物性セラミドとは、植物から抽出されたセラミドのことを指し、主に、お米やとうもろこし、大豆、こんにゃく芋などから抽出されています。
植物由来のセラミドであることで、化粧品やサプリ、どちらに配合しても身体に刺激を与えにくいという特徴があります。
天然セラミド(動物性セラミド)
天然セラミドとは、馬などをはじめとした動物の脳や脊髄(せきずい)から抽出したセラミドのことを指します。
天然セラミドは、植物性セラミドに比べて人間が持っている細胞間脂質に近く、植物性セラミドよりも人間の体に馴染みやすいです。
ヒト型セラミド
ヒト型セラミドとは、セラミドの中でも、人間の体内に存在している細胞間脂質に最も似ている化学構造を持つセラミドのことです。
ラメラ構造を修復することもできるんです。
合成セラミド(疑似セラミド)
合成セラミドは、実質的にはセラミドではなく、セラミドに似た物質を化学合成によって製造したもののことを指します。
セラミド化粧品(化粧水や美容液)の選び方
セラミド化粧品は、肌にとてもいい影響を与えます。
ただ、「セラミド化粧品であれば何でもいい」、そう思っていませんか?
セラミド化粧品でも、そんなに効果が得られないものもあるんです。
効果のあるセラミド化粧品の選び方を見てみましょう。
まず、人の肌に存在しているセラミドには、いくつか種類があると説明しましたよね?
その中でも、
- セラミド1
- セラミド2
- セラミド3
が含まれているものを選ぶようにしましょう。
セラミド1によって肌のバリア機能を向上させ、セラミド2によって保水、セラミド3で保水しつつシワの改善を狙えます。
そしてセラミドは、本来、脂溶性(しようせい)で油に溶けやすい性質を持った成分なんです。
セラミド化粧品には、美容液やジェル、クリームなどドロッとしたタイプのものが多いのはそのためです。
逆に、さらっとしたタイプのものは、
- セラミドが、わずかしか配合されていない
- 水とセラミドという本来であれば混ざり合わないものを混ぜ合わせるために、界面活性剤を使用している
という可能性があります。
セラミド化粧品を選ぶ場合は、美容液やジェル、クリームなどのドロッとしたタイプのものを選ぶようにしましょう。
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セラミドサプリやドリンクの選び方
セラミドが配合されたサプリも、今では特に珍しくもないものですよね。
種類も豊富にあります。
そのため、どれなら効果があるのか、迷ってしまいますよね。
まずは、セラミドの1日の含有量をチェックします。
セラミドの効果を実感できる1日の目安摂取量は、0.6mg~1.2mgとされています。
効果を得るためには、少なくとも0.6mg以上あるものが好ましいです。
セラミドの種類も重要です。
人間の身体に一番馴染みやすいセラミドはヒト型セラミドですが、サプリなどの食品に含まれているセラミドの多くは植物性セラミド(グルコシルセラミド)なんです。
ただ、ここでもセラミドの種類が重要になり、「植物性セラミドは何から抽出したか?」によって、少し種類が変わってくるんです。
中でも、一番効果が高い植物性セラミドは、こんにゃくセラミドです。
こんにゃくセラミドには、通常のセラミドとしての効果はもちろんのこと、なんと、こんにゃくセラミド特有のコラーゲンを作り出す働きもあるんです。
これは、こんにゃくセラミドでなければ得られない効果です。
また、こんにゃくセラミドであれば、他の植物性セラミドに比べてアレルギーを発症する危険性も低く、アレルギー体質の方でも比較的安心して摂取できます。
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まとめ
いかがでしたか?
化粧水や美容液などの化粧品、サプリで有名なセラミドですが、セラミド成分にも人間の肌に含まれているセラミドにも、それぞれ種類があるんです。
種類によって効果も違ってきます。
セラミドは、色の濃い野菜を中心として食品からでも接種することができるため、普段からセラミドを含んでいる食品を積極的に食べるようにすると、さらに高い効果が期待できます。
化粧水や美容液などの化粧品、サプリを選ぶ場合は、選び方を確認し、自分に合った効果が得られるものを選ぶようにしましょう。
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