最強菌?!納豆菌とは?効果や危険性、腸内の働き、乳酸菌と相性や違い
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日本の栄養豊富なスーパーフードと言えば、納豆。
納豆を作るために必要な納豆菌には、すごいパワーがあるんです。
最強菌とも呼ばれていて、ダイエットや美肌など様々な効果を発揮してくれるんですよ。
強い納豆菌が他の菌に影響を与えるため、食品業界では納豆禁止という職場もあるほど。
今回は、そんな納豆菌の効果や腸内での働き、危険性や乳酸菌との相性や違いを説明します。
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目次
最強菌と言われる納豆菌とは?
納豆菌とは、稲の藁(わら)に多く生息している枯草菌(こそうきん)の一種で、主に納豆を作るために使用されます。
納豆を作る時にできるのが納豆菌ではなく、納豆を作る際に使われる菌なんです。
煮た大豆に納豆菌を混ぜると発酵されて、納豆が出来上がります。
納豆菌は、様々な酸素を生成します。
代表的な酵素が、ナットウキナーゼ。
他にも、ビタミンK2、アミノ酸類(ポリγ-グルタミン酸)などの栄養素も生成します。
納豆菌は子孫を残すために胞子を形成しますが、この胞子は熱に対する耐性があります。
細菌は基本的に100度を超えると死んでしまいますが、納豆菌の胞子は多少の時間ならば100度で加熱しても生き延びることができます。
納豆菌の効果
では、納豆菌にはどのような効果があるのでしょうか?
抗菌作用
納豆菌には、抗菌性物質を生成する働きがあります。
抗生物質のない時代には、納豆菌が腹痛や下痢の治療に使用されていたほどなんです。
食中毒で死に至ることもある病原性大腸菌O-157に納豆菌を混ぜると、数日で死滅したという研究結果もあるんです。
免疫力アップ
人間の免疫細胞は、7割が腸にあります。
納豆菌は、胃酸に強く死滅することなく腸まで到達します。
さらに、乳酸菌を増やす効果もあるんです。
納豆菌により腸内の善玉菌を増やすことで免疫力が向上し、さまざまな病気の予防につながります。
他の菌を増殖させる
納豆菌は、乳酸菌やビフィズス菌など、人間の身体に有益な効果をもたらす菌を増殖させることができます。
善玉菌が増殖することによって、腸内の環境を整えて健康にさまざまな効果をもたらします。
下痢や便秘に効果
納豆菌には、腸内の善玉菌を活性化させる作用があります。
また、悪玉菌の増殖を抑える働きもあるため、下痢や便秘をはじめとした整腸作用に効果があります。
血液をサラサラにする効果
納豆菌が生成する酵素のナットウキナーゼには、血管がつまった状態の血栓を溶かし血液をサラサラにする効果があります。
血液がサラサラになると、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中、認知症などの予防につながります。
美肌効果
納豆菌は、新陳代謝を整える役割があり、美肌作りに欠かせないビタミンも生成します。
ビタミンなどの栄養素や新陳代謝が整うことによって、肌の老化予防やシミやニキビといった肌トラブルを解消できます。
ダイエット効果
納豆菌にはレシチンが配合されていて、レシチンにはデトックス効果があります。
身体に溜まっている老廃物を除去することで、善玉菌といった身体に有益な物質が作用しやすくなり、痩せやすくなります。
乳酸菌やビフィズス菌などの増殖によっても、ダイエット効果が期待できます。
骨粗しょう症を予防
納豆菌から生成されるビタミンK2は、骨を作るときに必要なたんぱく質を活性化してくれる栄養素。
ビタミンK2は、骨がもろくなる骨粗しょう症の薬としても使われています。
納豆を多く食べる地方では、骨粗しょう症の人が少ないという調査結果もあるんです。
納豆菌の腸内での働きや効果
納豆菌は、腸内で善玉菌をサポートする役割を持っています。
善玉菌を増殖させ、悪玉菌の増殖を抑制する働きを持っている素晴らしい菌。
さらに、乳酸菌を増殖させる働きもあるので、腸内環境を整える手助けをしています。
それによって、免疫力の向上や整腸作用、美肌効果、デトックス効果などが期待できます。
食べ過ぎ注意?納豆菌の危険性
納豆は、納豆菌で発酵させることによって作られますが、その際には藁(わら)が必要になります。
ただ、食品業界が発達した現代では、加工することによって藁を使用せずに納豆を作り出すことができるんです。
スーパーで売っているような100円前後の納豆、あれは遺伝子組み換えの大豆やさまざまな食品添加物によって作られているものが多いです。
遺伝子組み換え食品は健康被害などが問題視されていて、内臓障害、発がん性、白血病の危険性、不妊や寿命の短縮などの危険性が報告されています。
気になる方は原材料名の表示欄を確認し、大豆が遺伝子組み換えでないものや添加物が少ないものを選ぶようにしましょう。
遺伝子組み換え食品について、詳しく知りたい方は下の記事もおすすめです。
危険性は?遺伝子組み換え食品のメリットデメリット、安全性の問題点
納豆菌と乳酸菌の違いや相性
納豆菌と乳酸菌は、どちらも腸内で良い働きをする菌です。
この2つの菌の違いは、何なのでしょうか?
乳酸菌は、基本的に生きたまま腸まで届くことがないんです。
近年では、生きたまま腸まで届く乳酸菌というものもありますが、基本的に普通の乳酸菌は腸に届く頃には死滅していて効果が現れません。
一方、納豆菌は熱や酸に強いんです。
納豆菌は乳酸菌と違い、胃酸で死滅させられずに、必ず生きたまま腸まで届かせることができるんですね。
納豆菌と乳酸菌の相性は良く、共存できる関係です。
納豆菌と乳酸菌を共存させると、乳酸菌が約10倍になったという実験結果もあるほどです。
納豆菌が強いから食品業界では納豆禁止?
納豆菌は他の菌よりも分裂が早く、約30分置きに倍増していくため、繁殖力がとても高いんです。
その上、過酷な環境でも死滅せず、驚異的な耐久性を持っています。
そのため、イースト菌や乳酸菌、麹菌など発酵させて食品に用いる菌に、大きな影響を与えてしまう可能性が。
パン工場や酒蔵などの食品業界では、「納豆を持ち込んではいけない」という決まりがあるそう。
そのくらい、納豆菌は強い菌なんですね。
まとめ
いかがでしたか?
最強菌と呼ばれる納豆菌は整腸作用はもちろんのこと、免疫力の向上や美肌やダイエットなどの美容効果も得られるんです。
納豆菌は乳酸菌と違って生きて腸まで届きやすく、乳酸菌を増やす効果もあるため相性が良く、腸内環境を整える手助けをしています。
ただ、納豆には遺伝子組み換えの大豆を使用している危険性があります。
できるだけ、遺伝子組み換えでない大豆が原料で食品添加物も少ない納豆を選びましょう。
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