毒性あり?食品添加物保存料ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)の危険性
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お弁当やサンドイッチなどの原材料名に書かれてある、食品添加物の保存料、ソルビン酸K、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは安全なのでしょうか?
保存料の必要性から、ソルビン酸類の違い、危険性や毒性はあるのかを調べてみました。
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保存料を使う理由
なぜ、危険性や毒性がウワサされるのに、保存料を使うのでしょうか?
保存料は、食品中の細菌の増殖を抑制して、腐るのを防ぐために使われるからです。
菌は、空気中にたくさん浮遊していて、土や川や海などにも生息し、肉や魚や野菜などにたくさん付着しています。
このように、どこにでもいる菌が食品中に増えると、食中毒を起こしたり、腐ったり、形が変わったりします。
これらを防ぐために、保存料は使われているんです。
なので、保存料は危険と言われるけれど、なくてはならないものなんですね。
ソルビン酸について
原材料名を見てみると、ソルビン酸と書かれてあっても、いくつか種類があることに気付きます。
- 保存料(ソルビン酸)
- 保存料(ソルビン酸K)※1
- 保存料(ソルビン酸カリウム)※1
- 保存料(ソルビン酸カルシウム)
- 保存料(ソルビン酸(K))※2
※1 ソルビン酸Kは、ソルビン酸カリウムと同じです。
※2 ソルビン酸とソルビン酸Kを併用した場合の表示です。
「ソルビン酸」と「ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)」と「ソルビン酸カルシウム」は別の物質です。
「ソルビン酸」は、アルコールなどには溶けますが、水には溶けません。
そこで水に溶けるようにしたのが「ソルビン酸カリウム」と「ソルビン酸カルシウム」です。
長い間「ソルビン酸カリウム」が使用されていましたが、2010年新たに「ソルビン酸カルシウム」が食品添加物に加わりました。
「ソルビン酸カルシウム」は、「ソルビン酸カリウム」ほど水に溶けません。
ソルビン酸やソルビン酸Kは、食品以外にも、歯磨き粉やシャンプー、化粧品のクリーム、ローションの「防腐剤」として使用されいます。
ソルビン酸類の危険性・毒性
ソルビン酸を注射すると、注射した部分がガン化するという情報もあります。
また、唾液や野菜に含まれている亜硝酸と反応して、発がん物質に変化するとも言われています。
ラットに投与すると死亡したケースもあります。
他の添加物や食品成分との併用時に、化学反応の可能性について問題視されています。
ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)と亜硝酸ナトリウムの両方が含まれた商品は、避けるほうが無難です。
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ソルビン酸類が使用できる食品
ソルビン酸、ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)、ソルビン酸カルシウムは、使用できる食品が決まっています。
麺類、焼き菓子類、パン、果実酒、かまぼこ、ちくわ、ハム、ソーセージ、漬物、イカの燻製、ワイン、タレ類、つゆ類、マーガリン、みそなど
練り製品や食肉製品などによく使われています。
お弁当や総菜パン、サンドイッチに使用されている食材が多いですね。
弁当のおかずが多いほど、ソルビン酸類が含まれている可能性が高くなるので注意が必要です。
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ソルビン酸類の使用基準
ソルビン酸類の食品への使用量は細かく決められています。
ソルビン酸使用基準(製品1kgあたり)
- チーズ: 3g以下
- 魚肉練り製品(魚肉すり身を除く)、鯨肉製品、食肉製品およびウニ: 2g以下
- いかくん製品およびたこくん製品: 1.5g以下
- 魚介乾製品、フラワーペースト類、煮豆、あん類、佃煮、味噌、ジャム、ニョッキ、マーガリン、各種漬物、シロップ、キャンデッドチェリー等: 1g以下
- ケチャップ、スープ(ポタージュスープは除く)、干しすもも、たれ、つゆ、酢漬けの漬物: 0.5g以下
- 甘酒(3倍以上に希釈して飲用するものに限る)、発酵乳(乳酸菌飲料の原料に限る)および乳酸菌飲料の原料に供する乳酸菌飲料(殺菌したものを除く): 0.3g以下
- 果実酒および雑酒: 0.2g以下
安息香酸類、プロピオン酸類のような保存料と併用する場合は別に規制があります。
まとめ
いかがでしたか。
食品添加物保存料のソルビン酸、ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)、ソルビン酸カルシウムについてご紹介しました。
添加物の併用時が問題視されているので、「ソルビン酸K(ソルビン酸カリウム)」と「亜硝酸ナトリウム」が使われている食品は避けた方がよさそうです。
最近のコンビニでは、ソルビン酸系の保存料を使用していないお弁当やサンドイッチも多く見られます。
消費者も選べる時代になりました。
原材料表示を確認して、より良い選択をしていきたいですね。
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