菜種油は危険?健康美容効果は?国産なたね油やクッキーレシピを紹介
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最近、よく健康食品やオーガニック系のお店で菜種油が販売されているのを見かけます。
でも、「菜種油は危険!」とネット上で言われていることもあり、実際どうなの?と思ったので調べてみました。
安全な菜種油の選び方や美容・健康の効果、話題のクッキーレシピもご紹介します。
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目次
菜種油(なたね油)とは
菜種油とは、植物油脂の一種で、セイヨウアブラナの種子をしぼったオイルのことです。
アブラナ(油菜)は、黄色い花を咲かす油をとるための植物で、日本では「菜の花」「なたね」などと呼ばれています。
特徴は、熱に強く、揚げ物油に使うとカラリと軽く、揚げ色も鮮やかになります。
生で食べられるので、マヨネーズやドレッシングにも向いています。
カロリーは、100 g あたり約884kcal。
ちなみに、サラダ油やオリーブオイルは、約920kcalです。
菜種油とキャノーラ油の違い
菜種油とキャノーラ油はどう違うのでしょうか?
菜種油は、セイヨウアブラナの種子をしぼったオイルです。
キャノーラ油は、菜種油のうち、“品種改良”によって有害物質を含まないようにしたキャノーラ品種から採油されたものです。
“品種改良”したものが原料なので、「菜種油」と「キャノーラ油」は、厳密には同じものではありません。
キャノーラ油の多くは「遺伝子組み換え」の原料である可能性があり、国産の菜種油は「遺伝子組み換えでないもの」の傾向があります。
菜種油から期待できる健康効果や美容効能は
菜種油の主成分はオレイン酸(オメガ9)です。
オレイン酸は、オリーブオイルの主成分であることでも知られています。
オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸に分類される油で、酸化されにくく、人の体内では活性酸素と結びついて、老化の原因と考えられている過酸化脂質をつくりにくくなっています。
健康効果
コレステロールの値を下げたり、生活習慣病を予防・改善が期待できます。
オレイン酸は腸管の中では吸収されにくいので、便秘を解消にも効果があります。
美容効能
老化を防止するオレイン酸は、肌の皮脂を構成している脂肪酸の中で、一番多く含まれています。
皮膚を柔らかくする効果があるので、乾燥や小じわなどを抑える働きがあります。
健康や美容効果が期待できますが、あくまで脂質であることには変わりないので、取りすぎには注意しましょう!
菜種油は危険なの?
菜種油が危険と言われる理由は、原料の菜種が「遺伝子組み換え作物」である可能性があるからです。
輸入される菜種の9割はカナダ産です。
カナダでは、遺伝子組み換え技術を使ったものが主流となっています。
輸入される菜種が、「遺伝子組み換えのもの」か「遺伝子組み換えでないもの」かの区別は分かりません。
菜種油には、遺伝子組み換え食品の表示義務は無いので消費者は判断できません。
現在のところ、日本国内では遺伝子組換え作物は商業的には栽培されていないので、菜種油を選ぶときには、国産の「遺伝子組み換えでない」菜種を使用しているものを選ぶことをお勧めします。
しかし、現在の菜種の国内自給率は、なんと「0.04%」。
10000人に4人しか、国産の菜種を手に入れることができないんです。
カナダ以外で探してみると、オーストラリア産の菜種を使った、遺伝子組み換えをしていない菜種油がありました。
先日、↑の「ムソー 純正 なたねサラダ油(なたね油) 」(オーストラリア産非遺伝子組み換え菜種を圧搾法でしぼった一番搾りのみを使用)を買いました!
くせがなく、とても使いやすいです!
危険性は?遺伝子組み換え食品のメリットデメリット、安全性の問題点
おすすめの国産菜種油
国産の「遺伝子組み換えでない」安全な菜種油をピックアップしました。
どれも、こだわりの菜種油なので、あなたのお気に入りの一品を見つけてくださいね。
鹿北製油
国内産の「遺伝子組み換えでない」なたねを使用
添加物や化学薬品等(苛性ソーダ・蓚酸など)は、使用していない無精製の原油
- 国産 黄金油(なたね油)
- 国産 菜の花畑なたね油
- 国産 なたねサラダ畑
村山製油
国産菜種の一番搾りを瓶詰め。
脱臭や脱色を一切していないので、菜種油本来の風味が生きています。
純国産菜種を100%使用した純粋無添加の菜種油
ムソー
北海道滝川産「キザキノナタネ」を圧搾法で搾った一番搾りのみを使用。
焙煎菜種の香りと琥珀色をそのまま残した、まろやかで重厚な風味の菜種油。
創健社
焙煎せず、素材の風味をいかしたなたね油
北海道・青森県で栽培された菜種種子を化学溶剤を使用しない、昔ながらの圧搾製法で搾った一番しぼり油
たなつもの
厳選国産原料100%。無農薬・無化学肥料 安心安全の有機JAS認定菜種油
トランス脂肪酸の含有量は?
トランス脂肪酸とは、油脂を加工する水素添加の過程で発生する心血管疾患のリスクを高める脂肪酸。
トランス脂肪酸を多くとると、血液中の悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減り、動脈硬化、心臓疾患、ガン、認知症、アレルギー、アトピーなどへの悪影響が報告されています。
マーガリン、マヨネーズ、ケーキ、ビスケット、スナック菓子などに多く含まれています。
菜種油は、100gあたり、トランス脂肪酸が0.4gです。
サラダ油は、100gあたり、1.5gなので、菜種油の方がトランス脂肪酸の少ない油となっています。
マーガリンはプラスチックで危険は嘘?バターとマーガリン違いとは?
菜種油のクッキーレシピ
出典:http://www.1101.com/foodmood/2012-05-10.html
東京都国立市の『foodmood(フードムード)』の店主で料理家の「なかしましほ」さんが、菜種油を使ったクッキーを作られています。
素材にもこだわり、北海道産の菜種油を使っています。
残念ながら、店舗のみの販売で、通販は行っていないようです。
しかし、ご本人出演の「スマイルビスケットの作り方」の動画を見つけました!
お店に行けない方は、お家で作ってみてくださいね。
なかしましほさんクッキーレシピ動画
「スマイルビスケット」レシピ
【材料】
薄力粉 60g
全粒粉 60g
塩 ひとつまみ
菜種油 大さじ2
メープルシロップ 大さじ1.5~2
なかしましほさんは、数々のおやつやごはんのレシピ本を出版されています。
ぜひ、なかしましほさんの本もチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
健康や美容効果がある菜種油は、国産やオーストラリア産の「非遺伝子組み換え」商品を選ぶと安心です。
安全なたね油を選んでクッキーを作ってみてくださいね。
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