化粧品成分EGFとは?効果や副作用、FGFとの違い、美容液やパックを紹介
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あなたは、EGFをご存知ですか?
化粧品の成分などで、ヒトオリゴペプチド-1という成分を目にする方も多いのではないでしょうか?
あれはEGFのことなんです。
実はこのEGF、ノーベル賞も受賞しているほどの成分なんですよ。
今回は、EGFの効果や副作用、FGF・IGFとの違い、EGFが配合されている化粧品の選び方を説明します。
EGFが配合されているパックや美容液の紹介もするため、気になる方はぜひ試してみてください。
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目次
ノーベル賞を受賞した化粧品成分EGFとは?
1986年にノーベル賞を受賞したEGFは、人間が元から体内に持っている因子で、たんぱく質の一種です。
発見当時は、1グラム8000万円もした超高級なものでした。
上皮成長因子や細胞再生因子と呼ばれていて、肌の表面にある上皮細胞を再生させる働きを持つ物質のことを指します。
ちなみに、EGFは上皮成長因子(Epidermal Growth Factor)の頭文字からつけられています。
EGFには骨や筋肉、皮膚などといった細胞の成長をはじめ、代謝機能を調整するといった働きも持っていて、医療分野でも使われています。
医療分野では、火傷や傷の回復、皮膚の移植など、皮膚細胞の生成を促進するために使用されてます。
肌の表面の角質層(角層)には、EGFを受け取る受容体(EGFR、上皮成長因子受容体、EGF受容体)があります。
EGF受容体は、EGFと結合して活性化することで、細胞の増殖が行われます。
EGFの効果
では、EGFには具体的に、どんな効果があるのでしょうか?
人間の細胞は一定の周期で作り替えられるんですが、これをターンオーバーと呼びます。
表皮の底にある基底層の細胞分裂により新しい細胞が作られて、約2週間で角質層に到達し、さらに約2週間角質層にどどまって皮膚を保護する働きをします。
役目が終わるとアカとなってはがれていき、表皮が生まれ変わります。
このターンオーバーは、一定の周期(通常約28日間)で正しく作り替えられます。
しかし、このターンオーバーの機能は、歳を重ねるごとに遅くなり衰えていくんです。
歳を重ねると肌トラブルが発生することが多いですが、あれは細胞が作り替えられないことで、皮膚細胞が弱っていくからなんです。
EGFには、表皮の新生細胞を作り出して成長させる働きがあります。
きちんと細胞が作り替えられることで、若々しい肌を維持し、美しい状態を保つことができるようになります。
EGFに副作用や危険性はある?
EGFは、肌に直接塗っても刺激の低い、比較的安全性の高い成分であると言われています。
ただ、敏感肌の方や肌荒れなどの肌トラブルで肌が敏感になっている方、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が現れている時などに使用すると、肌荒れやアレルギー症状が悪化するなどの副作用を引き起こす可能性があります。
また、化粧品はEGFだけで製造されているわけではありません。
他の美容成分はもちろんのこと、物によっては防腐剤や保存料などといった添加物が配合されている場合もあります。
仮に、副作用が引き起こされたとしても、素人では何が副作用を引き起こす原因になったのかが分かりません。
もし、副作用が現れた場合は、使用を中止しましょう。
また、既に肌トラブルやアレルギー症状が現れている時に使用する場合は、使用する前に医師に相談してみると安全です。
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EGF・FGF・IGFの効果の違い
EGFと併用して使用されることが多いFGF(Fibroblast Growth Factor)。
FGFは体内にあるたんぱく質の一種で、線維芽細胞増殖因子とも呼ばれています。
線維芽細胞とは、肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する働きを持っている細胞です。
つまり、FGFは線維芽細胞を活性化させて、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増殖させる働きがあります。
これらが増殖すると、お肌にハリや弾力が生まれ、シワやたるみなどを予防できます。
EGFもFGFも細胞に働きかけて、物質の生成や成長を促す働きを持っています。
ただ、EGFは肌の表面に近い「表皮」に働きかけ、FGFは肌の表皮のさらに奥の「真皮」で働きかけます。
つまり、EGFとFGFではそれぞれ働く場所が違うんです。
さらに、IGF(Insulin-like Growth Factor)と呼ばれるインスリン様成長因子(インスリン様増殖因)があります。
IGFは、破損している細胞の再生促進や老廃物の排出を行い、EGF、FGFの効果を高める因子です。
EGF配合化粧品の選び方
化粧品は、選び方が大切です。
どうせなら一つに複数の種類の美容成分が配合されているものがいいと思いがちですが、そのような化粧品は、美容成分それぞれの配合量がとても少ない場合もあるんです。
美容成分というのは、配合量が少なすぎると効果を発揮してくれません。
日本には、「日本EGF協会」という機関があります。
この機関は、EGFが配合されている化粧品の品質や安全性を検査し、効果が現れる十分な量のEGFが配合されている化粧品に、協会の認定シールを発行している機関なんです。
出典:EGF Style
つまり、日本EGF協会の認定シールが貼り付けられている化粧品は、安全性やEGFの配合量などにおいて、日本EGF協会が定めた基準をクリアしている商品だということになります。
この基準は、EGF配合美容液その他の基礎化粧品の場合、商品1mL(g)あたり100IU以上となっています。
EGFが配合されている化粧品を選ぶ際は、日本EGF協会の認定シールが貼り付けられているものを選ぶようにしましょう。
しかし、2016年11月に日本EGF協会では、認定メーカーの新規受け付けは終了したようです。
そのため、新商品を発売しても、認定シールを付けることが難しくなっているので、配合量が記されていればどのくらい含まれているか確認しましょう。
とはいえ、使って肌の状態が良くなることが一番の目的ですよね。
化粧品の合う合わないは人それぞれですが、やはり口コミや評判も大事です。
肌の状態が良くなったという口コミが多い化粧品を選ぶのも、選び方の一つになります。
EGFだけの化粧品というのは、あまり見かけません。
EGFとFGFが配合されていたり、その他の美容成分が配合されていたりします。
あなたの得たい効果の成分が含まれているものを選びましょう。
おすすめのEGF配合美容パック(マスク)
では、EGFが配合されている美容パックには、一体どんなものがあるのかを見てみましょう。
フローフシ「SAISEIシート マスク(7days 2sheets) 」
FLOWFUSHI(フローフシ)から発売されている、EGFが配合されているマスクです。
7days 2sheetsというのは、1週間に2回のケアを4週間続けることで、肌の理想のターンオーバー約28日周期のリズムケアができるというものです。
フローフシは肌に存在する常在菌のスキンフローラに着目し、表皮ブドウ球菌に働きかける乳酸菌「ラ・フローラ」が500億個も配合されています。
EYE ZONEとLIP ZONE、FACE ZONEの3種類があります。
- EYE ZONEは目元にEGFとFGF
- LIP ZONEは口元にFGFとリフトニン
- FACE ZONEはフェイスラインにEGFとFGFとリフトニン
というように種類によって、部位に合ったそれぞれ違う美容成分を配合しています。
プリュ「EGFディープモイストマスク」
PLuS(プリュ)から発売されているEGFが配合マスクで、10種類の美容成分配合の美容液がたっぷり含まれています。
ひと晩で効果を実感できるプレミアムマスク!
1回10分間の使用で、肌に潤いを与え、健やかな美しい肌へと導いてくれます。
おすすめのEGF配合美容液
日常的にEGFを取り入れたい方には、マスクよりも美容液がおすすめです。
さらなる効果が期待できるEGF以外の成長因子FGFやIGFなどが配合されている美容液を紹介します。
リカバリィエッセンス
出典:@コスメ
@コスメでも★5.5以上の高評価!
RERUJU(リルジュ)から発売されている、EGFが配合されている美容液です。
配合されているのはEGFとFGFだけではありません。
EGFとFGFの効果を高める、インスリン様成長因子のIGFも配合。
さらに、
- EGFとよく似た効果を持つ、EGFの働きをより安定させる役割を担う「EDP3」
- FGFとよく似た効果を持つ、FGFの働きをより安定させる役割を担う「Rejuline」
- IGFとよく似た効果を持つ、IGFの働きをより安定させる役割を担う「IDP5」
も配合。
EGF・FGFと合わせて、全6種類の美容成分が配合されています。
公式サイトでは、限定価格で7日間お試しできます!
シグナリフト
再生医療センターの研究者が開発した、コラーゲンを増やす新成分が配合されている幹細胞美容液。
今話題の幹細胞コスメは、美容成分を補うのではなく、肌本来の力を再生する次世代アンチエイジング化粧品。
明るくハリ・弾力のある肌へ導きます。
EGFに加えて、EGFの効果を高める因子IGFも配合。
5つの細胞再生因子(グロスファクター)、
- ターンオーバーを促進するEGF
- 再生機能を補助するHGF
- 肌ストレスと戦うKGF
- 細胞老化を防ぐIGF
- 美白・抗炎症のTGF
が肌機能をサポート&修復。
まとめ
いかがでしたか?
ノーベル賞を受賞しているほどのEGF。
細胞を作り替えるターンオーバーを促進する働きがあるとされています。
EGFとFGFでは働きかける細胞の場所が違い、EGFとFGFは併用して配合することで、さらなる効果を発揮するんです。
EGFは基本的に副作用なく使用できますが、肌荒れやアレルギー症状が現れている際に使用する場合は、医師の診断を仰いでみましょう。
EGFが配合されているパックや美容液などの化粧品を選ぶ際は、自分の用途や予算に合うものを選ぶようにしましょう。
EGF化粧品を使ってみたい方へ!
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