タール色素は危険?化粧品の口紅チーク、食用タール色素の安全性
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
着色料の「タール色素」を知っていますか?
着色料は口紅やチークなどの化粧品をはじめ、食品にも使用されています。
今では、着色料が使用されているのが当たり前になってしまっていますが、果たしてそれは本当に安全なのでしょうか?
今回は、発がん性が心配されるタール色素の危険性を説明し、タール色素不使用の化粧品を紹介します。
(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)
目次
タール色素とは
タール色素とは、食品添加物として認可されている着色料のことです。
石油を作り出す際に発生する「ナフサ」と呼ばれる未精製のガソリンを原料に作られています。
タール色素は、食品添加物として認可されているため食品はもちろん、化粧品などにも使用されています。
化粧品では、口紅やアイライナー、チークやアイシャドウなどに使用されています。
食品ではゼリーやシロップ、グミやアメやガムなどのキャンディ類、生菓子類、紅しょうがやキムチなどの漬物類、甘味料、肉や魚肉の加工品などさまざまなものに使用されています。
関連記事
安全な人工甘味料はどれ?9種類の甘味料の危険性・副作用一覧まとめ
食用タール色素は安全?
食品は、おいしそうに見える方が食べたくなりますよね。
タール色素などの着色料を使うと、見た目がキレイで均一な色の食品ができるので、様々な食品に使われています。
現在、食品添加物として認可されている食用タール色素は12種類あります。
赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号の12種類です。
上記の12種類の食用タール色素は、日本では安全性が確認された上で使用されています。
しかし、過去には、食品添加物として指定されていたタール色素が、発がん性があるとして指定が取り消されたものも多くあります。
最近だと、2004年にハムやソーセージに使われていたアカネ色素が発がん性が認められたため、使用禁止となりました。
タール色素の危険性について
日本で使われているタール色素は、実験を重ねてある程度の安全性が確認された上で使用しています。
しかし、外国では自主規制勧告をされていたり、使用が禁じられている種類も中にはあります。
例えば、日本で使用されている赤色40号、赤色102号、黄色4号、黄色5号は注意欠陥障害を引き起こす原因になる恐れがあるとイギリスの食品基準庁が発表し、イギリスでは食品メーカーに自主規制勧告が出されています。
この発表によりEUでも摂取量の見直し、危険性がある着色料を使用している製品には注意喚起の文章の記載を義務付けられました。
その他にも赤色2号、赤色102号、赤色106号。海外では、がんやアレルギーを引き起こす原因になると判断され、アメリカやカナダでは使用を禁止されています。
また、赤色3号も甲状腺の異常を引き起こす可能性があるとアメリカやドイツで使用が禁じられています。
このように今後の研究で日本でも、新たに危険性が発見される可能性は十分にあります。
日本と海外は気温や天候などの環境が違うため、日本人と外国人では体質などが違ったりもします。
そのため日本人には安全でも外国人には危険だったり、またその逆もあり得ます。
しかし、タール色素をはじめとした着色料そのものが「必ずしも安全ではない」ということを頭に置いておきましょう。
原材料名に、「○色○号」と書いてあったら、できるだけ避けた方がいいかもしれません!
タール色素入りの口紅やチークは危険?
食用タール色素以外のタール色素には
- 全ての化粧品や医薬品に使用出来るもの
- 化粧品や外用医薬品に使用出来るもの
- 粘膜以外の外用医薬品に使用出来るもの
の3種類の色素があります。
チークやアイシャドウなどには3種類のうち、どのタール色素でも使用することができますが、粘膜部分に触れる口紅やリップグロスやアイライナーなどには「粘膜以外の外用医薬品に使用出来るもの」に分類されるタール色素は使用することが出来ません。
日本で化粧品への使用を認可されているタール色素は83種類あります。
その中には、黒皮症の原因となるもの、アレルギーを引き起こす危険性があるもの、発がん性の疑いがあるものなど、さまざまな理由で海外では使用禁止とされているタール色素も数多くあります。
さらに、タール系の色素はメラニンを沈着させやすく、メラニンの沈着はシミの原因になります。
なお、化粧品に使用されているタール色素の多くは食用タール色素ではありません。
食用であるタール色素は、上記で紹介した12種類のみであり、それ以外のタール色素は食用としては使用出来ません。
ですが口紅やリップグロスは、食事の際に食べ物と一緒に飲み込んでしまう危険性があります。
それらのことを考えるとタール色素入りの化粧品は、とても危険だと思いませんか?
なので、以下より、成分にタール色素を含まない口紅とチークを紹介していきます!
タール色素不使用の口紅
口紅(草花木果)
タール色素を含まないスティックタイプの口紅です。
植物由来のメルティングオイルと米胚芽油を配合しており、唇のしっとりとした感触を保ちます。
カラーバリエーションは全10色、価格は税込1,944円です。
リッチカラールージュ(HABA)
タール色素を含まないスティックタイプの口紅です。
非常に鮮やかな発色は唇を艶やかに彩るだけでなく、肌の色まで綺麗に見せます。
カラーバリエーションは全12色、価格は税込2,592円です。
テイストミーリップスティック(24hCosume)
タール色素を含まないスティックタイプの口紅です。
成分の全てが天然成分のため、食事などの際に口に入ってしまった場合も安心です。
カラーバリエーションは全7色、価格は税込2,808円です。
タール色素不使用のチーク
ポンポンミネラルチーク(ETVOS)
タール色素を含まないポンポン容器のパウダーチークです。
天然のミネラルで作られているため肌が弱い方でも使いやすく、落とす際もクレンジングなどを使わずに石けんで手早く落とせます。
カラーバリエーションは全10色、価格は税込2,052円です。
スタイリングチークパレット(FANCL)
タール色素を含まないパウダーチークです。
パール感のある上品な色付きで自然な血色感を作り出し、2つのカラーをブラシに取るだけで簡単にぼかすことが出来ます。
カラーバリエーションは全3色、価格は税込1,620円です。
パウダーチーク(24hCosume)
タール色素を含まないパウダーチークです。
天然成分のラメが上品さを引き立て、保湿などの美肌効果もあります。
全てが天然成分なのでアイカラーとしても使用出来ます。
カラーバリエーションは全2色、価格は税込2,700円です。
オーガニックコスメに興味のある方は以下もチェックしてみて下さい。
↓↓↓
肌に優しい!オーガニックコスメ自然派化粧品人気ランキング
まとめ
いかがでしたか?
今回はタール色素の危険性を説明し、タール色素不使用の口紅とチークを紹介しました。
現在は着色料が使用されているのが当たり前になってしまい、着色料が含まれていても気に留めない人が増えてきています。
本来食事とは人が健康を保つためのものですが、着色料によってがんをはじめとしたさまざまな病気の原因となり、健康を妨げてしまいます。
それは口紅やチークなどの化粧品も例外ではなく、化粧品に含まれている着色料が原因で本来美しく見せるための化粧によってシミや肌荒れなどを引き起こしてしまうこともあります。
食品や化粧品を購入する際はチラリと成分表示を確認してみてくださいね。
食品の危険性や添加物が気になる方は、下の記事もチェックしてみて下さい!
⇒自宅で簡単に農薬除去できる!野菜・果物の農薬除去スプレーとは?
⇒安心安全!オーガニック有機野菜の宅配通販比較ランキング
他の着色料の危険性も知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
⇒着色料の紅麹色素(ベニコウジ色素)は危険性・副作用がある食品添加物?
⇒発がん性あり?食品添加物「カラメル色素」4種類の危険性
⇒ガリガリ君の着色料「スピルリナ青」は危険?