発がん性あり?!パラベンとは?危険性やアレルギー、パラベンフリーについて
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あなたは、化粧品や食品に使われる「パラベン」をご存知ですか?
化粧品では、パラベン不使用、パラベンフリーなどといった表示を見ることが多くなってきましたよね。
今回は、発がん性をはじめとしたパラベンの危険性やアレルギー症状、赤ちゃんへのパラベン商品の使用やパラベンフリーについて説明します。
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目次
化粧品や食品にも使われるパラベンとは?
パラベンは、無臭の石油から生成できる成分の一つです。
広範囲の微生物の繁殖を防ぐことができ、化粧品の防腐剤、食品の保存料として広く使用されています。
化粧品が工場で作られて消費者が使い切るまでの長期間、品質を保ってくれるのはパラベンのおかげという商品もあります。
薬事法では、「未開封で3年間は品質が安定するように作らなければ、使用期限を表示しなければならない」という決まりがあります。
パラベンは、パラオキシ安息香酸エステル類が正式名称です。
パラオキシ安息香酸エステル類には種類があり、パラオキシ安息香酸と様々なアルコール類とのエステル化合物類になります。
- メチルパラベン
- エチルパラベン
- プロピルパラベン
- ブチルパラベン
- イソブチルパラベン
- メチルパラベンNa
などといった種類があります。
菌に対する効果が弱い順は、メチル→エチル→プロピル→ブチル→イソブチルです。
化粧品の配合量は1%以下と規制されていて、よく使われているのは、メチルパラベンとエチルパラベンです。
医薬部外品では、まとめて「パラオキシ安息香酸エステル」と記載することもできます。
発がん性あり!?パラベンの危険性
パラベンには、発がん性の可能性があると聞いたことはありませんか?
パラベンには、乳がんを進行させる原因である「エストロゲン」に似た作用があると言われているのです。
その上、パラベンは体内に蓄積される物質であるため、蓄積によって発がん性を伴う危険性があるとされています。
この疑いが発表されたのは、乳がん患者の腫瘍からパラベンが検出されたからです。
脇に使う制汗剤や消臭剤に含まれるパラベンが、乳がんを誘発した可能性があると伝えられました。
しかし、パラベンと乳がんとの因果関係は明らかになっていません。
パラベンのアレルギー症状
パラベンにはいくつか種類がありますが、実はパラベンは失神や皮膚炎などといったアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
防腐剤として使用されているパラベンは、とても少量なため、急性的なアレルギー症状を引き起こす可能性は低いとされています。
ただ、食品や化粧品などから長期的にパラベンを摂取していると、慢性的なアレルギーを引き起こす危険性が高まるそうです。
赤ちゃんにパラベン商品を使って大丈夫?
ベビー用品であれば、おしりふきなどに使用されていますよね。
パラベンは防腐剤として入っているため、結局はパラベンが配合されていないものを選んだとしても、防腐剤として配合されているパラベンが別の成分に変わるだけです。
肌に合うか合わないかも分からない状態では、一概にどれがいいとも悪いとも言えないため、善し悪しを見極めるためには使用してみるしかありません。
ただ、まれにパラベンアレルギーを持つ方がいるため、そういった方はパラベン不使用のものを選ぶようにしましょう。
肌が特に弱い赤ちゃんやパラベンを使う事を避けたい方は、パラベン、アルコール、PG(プロピレングリコール)不使用のおしりふきもありますよ。
無添加化粧水などで見られるパラベンフリーとは?
パラベンフリーとは、パラベンが配合されていないということです。
つまり、パラベンフリーと記載された商品に、パラベンは含まれていません。
ただ、パラベンフリーと防腐剤フリーは違うので気を付けましょう。
パラベンフリーはパラベンが配合されていないだけで、他の防腐剤が配合されていることが多いです。
それに対して防腐剤フリーは防腐剤がそのものが配合されていないことを指します。
パラベンフリーの安全性は?
化粧品を常温で長期保存するためには、防腐剤や保存料が不可欠です。
まず、パラベン=危険ということではありません。
パラベンは、少量でも化粧品を腐らないようにできる防腐剤です。
現在は、1%以下の配合量までと規制されていて、菌に対する効果が低く肌の刺激も少ない、メチルパラベンとエチルパラベンが良く使われています。
しかし、パラベンには発がん性などの危険性がささやかれているため、配合されていない方がいいと思う方もいるでしょう。
ただ、パラベンフリーの商品が安全というわけではありません。
なぜなら、パラベンを使用しないのであれば、他の防腐剤を使用するからです。
結局、防腐剤が含まれていることに変わりはなく、もしかしたらパラベンより危険な防腐剤に変えられている可能性があります。
パラベンフリーの商品を購入する際は原材料名の表示欄を見て、パラベンの代わりとして何が使用されているのか確認するようにしましょう。
また、化学成分でも天然成分でも、人によって合う成分、合わない成分というものがあります。
アレルギーも今まで何ともなかったのに、急にアレルギーの症状が発症するということもあります。
化粧品などを使う際は、パッチテストなどをしてから使用するようにしましょう。
パラベン以外の防腐剤
パラベン以外の防腐剤は、どのようなものがあるのか見てみましょう。
フェノキシエタノール
パラベンフリーやパラベン不使用と書いてある化粧品に良く使われています。
しかし、パラベンより殺菌力が弱いため、単独で使用する場合は量が多くなることもあります。
パラベンとの併用で多くの菌に対応できるという相乗効果があるので、一緒に使われることもあります。
パラベンより危険?フェノキシエタノールとは?エタノールの違いや安全性
安息香酸Na
殺菌作用はそれほど強くなく、他の防腐剤と併用されることもあります。
食品添加物としても使われていて、栄養ドリンクや清涼飲料水などに含まれています。
食品添加物では、ビタミンCと反応して有害なベンゼンに変わる危険性が問題視されました。
危険性や毒性は?安息香酸ナトリウム入り食品・化粧品・シャンプー
デヒドロ酢酸Na
防腐剤ですが、殺菌作用はなく、微生物を抑制する静菌効果があります。
目に対する刺激が少ないとされていて、マスカラやシャンプーなどにも使われています。
食品添加物の場合は、保存料として使われていますが、毒性が強く危険性のある添加物です。
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ヒノキチオール
植物のヒノキの樹皮などから抽出され、殺菌力が高い植物エキスとして使われてきました。
現在は、化学合成でも作られています。
ニキビ予防やフケ・かゆみ防止、育毛の目的でも使われています。
オーガニックコスメの防腐剤は?
オーガニックコスメは、肌に優しい、天然の成分で作られているというイメージではありませんか?
実は、オーガニックコスメにも、パラベンなどの防腐剤が配合されていることもあるんです。
オーガニックコスメの中には、防腐効果のある植物やハーブエキスから抽出された、天然由来の保存料を配合している化粧品もあります。
ヒノキチオールやローズマリーエキス、グレープフルーツエキス、カツミレエキス、ユーカリエキスなど。
しかし、天然由来の保存料の場合は、消費期限が短くなることもあります。
また、天然成分だからといって、肌トラブルが起こらないという事ではありません。
天然成分でも、アレルギーになったり、人によっては肌に合わなかったりすることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
アレルギーがあるとされて発がん性も囁かれているパラベンですが、必ずしもパラベンフリーのものがいいというわけではないんですね。
パラベンは化粧品だけでなく、食品にも配合されています。
そして、赤ちゃんのおしりふきなどにも。
肌に直接触れるものや口に入れるもの、まだ肌が敏感な赤ちゃんに使用するものにも配合されているため、成分についてはしっかりと確認しましょう。
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