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フェノキシエタノールとは?エタノールの違い、安全性、パラベンより危険?

 2018/02/07 美容
 
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あなたは、化粧品の防腐剤「フェノキシエタノール」をご存知ですか?

近年、パラベンより安全性が高いと注目されています。

ただ、これは本当に安全なのでしょうか?

今回は、フェノキシエタノールとエタノール、フェノキシエタノールとパラベンの違いについて、アレルギーなどの安全性や赤ちゃんへの使用についても解説します。

(記事内に商品プロモーションを含む場合があります)

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フェノキシエタノールとは?

フェノキシエタノールとは

フェノキシエタノールとは、グリコールエーテルの一種でわずかに特異なにおいのある透明な液体です。

日本茶の一種である玉露の揮発成分として自然界にも存在する成分で、化粧品に菌などが繁殖しないよう「防腐剤」として使用されています。

低刺激の防腐剤成分として、抗菌効果が期待されています。

パラベンフリーやパラベン不使用と表示されている化粧品に多く使われています。

最近では、無添加化粧品やオーガニック化粧品に、よく配合されている成分です。

フェノキシエタノールとエタノールの違い

フェノキシエタノールとエタノールの違い

一般的なエタノールというのは、エチルアルコールのことを指します。

フェノキシエタノールも化学式で表すと水素基を持つため、エタノールという名前がつくんです。

一般的にアルコールやエタノールと呼ばれるものはエチルアルコールのことで、フェノキシエタノールとはまったくの別物です。

 

エタノールは、肌に刺激を与えます。

と言っても普通肌の人であれば、何の影響も受けない程度の刺激です。

ただ、敏感肌など肌が弱い方は、刺激を受けやすい傾向にあるため注意が必要です。

 

そしてフェノキシエタノールですが、そもそもエタノールとは分子構造もまったく違います。

よって、エタノールが肌に与えるような特殊な刺激は、フェノキシエタノールにはありません

アルコールフリーと記載されていてフェノキシエタノールが配合されていたとしても、特に問題はないため安心してくださいね。

化粧品に配合されるフェノキシエタノールとパラベン

フェノキシエタノールとパラベン

では、化粧品の防腐剤として使用される「パラベン」と「フェノキシエタノール」、どちらがいいのでしょうか?

天然界に存在する成分でもあるフェノキシエタノールは安全だと思われがちですが、実際はそうでもありません。

パラベンよりも殺菌力が劣るので、フェノキシエタノールのみで使用する場合は量が多くなりがちです。

そのため、フェノキシエタノールは、パラベンなど他の防腐剤と併用して使用することが多いんです。

パラベンと併用することで、多くの種類の菌に対応するという使い方もあります。

フェノキシエタノールは、他の防腐剤などの成分と併用して使われることが多いため、フェノキシエタノールに危険性がないとは言い切れないんですね。

パラベンと比較すると同じ濃度の場合は刺激が少ないですが、フェノキシエタノールは殺菌力が弱いためパラベンより多く使われる事が多いので、安全性はパラベンと同等程度とされています。

しかし、最近の技術では、フェノキシエタノールの濃度を低くして配合できるようになっています。

 

パラベンの危険性について知りたい方は、下の記事もおすすめです。

肌荒れは大丈夫?フェノキシエタノールの安全性

フェノキシエタノールの安全性

無添加化粧品やオーガニック化粧品に配合されているフェノキシエタノールですが、肌荒れは大丈夫なのか心配ですよね。

刺激が少ないとされている無添加化粧品やオーガニック化粧品に使用されているので、基本的には肌荒れが起きにくいと言えます。

しかし、肌の状態や敏感肌などの肌質によっては、肌荒れを起こすこともあります。

肌荒れが気になる方は、パッチテストなどをしてから使用するようにしましょう。

 

フェノキシエタノールの原液は殺菌力が強いため、配合量に規制を設けられています。

規制を設けられているということは、当然規制をしなければならない危険な成分であるということです。

フェノキシエタノールは、使い方によっては頭痛や咳を引き起こすとされています。

また、喘息を持っている方が使用すると、発作が起きる可能性があります。

しかし、化粧品などに配合されているフェノキシエタノールの量は少量なので、化粧品の使用時にこのようなケースが起こる可能性は低いでしょう。

フェノキシエタノールにアレルギーはある?

フェノキシエタノールにアレルギー

フェノキシエタノールを使用すると、皮膚の赤みや発疹などの症状が起こることがあります。

これらが体調やストレスが原因であれば、原因が解消されれば治ります。

それでも治らない場合は、化学物質過敏症かもしれません。

もし、かぶれてしまった場合は、皮膚科などの専門医に診てもらいましょう。

フェノキシエタノールの赤ちゃんへの危険性は?

赤ちゃんのフェノキシエタノールの危険性

近年では、フェノキシエタノールが配合されたベビーローションなども増えています。

ただ、元は配合量に規制を設けなければいけないほどの成分です。

普通に使用している分には何の影響もないかもしれませんが、過度に使用すると赤ちゃんの肌へ影響を及ぼす可能性があります。

ベビーローションを選ぶ際はフェノキシエタノールが配合されていないものを選ぶ、もしくは配合量の少ないものを選ぶようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

同じ防腐剤であるフェノキシエタノールとパラベン、安全性を見てみても一概にどちらがいいとは言いにくいですね。

フェノキシエタノールにはエタノールと名前がついていますが、一般的に言われるエタノールやアルコールとはまったく別の成分であるため心配はありません。

敏感肌の方は肌荒れの心配があるので、パッチテストをしてから化粧品などを使用するようにしましょう。

 

敏感肌や乾燥肌の方は、下の記事もおすすめです。

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