害や危険性あり?食品添加物トレハロースとは?甘味料の効果、化粧品にも使用
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あなたは、食品添加物の一つである「トレハロース」を知っていますか?
トレハロースは主に甘味料として使われていますが、食品の他にも化粧品にも使えるんです。
様々な用途や効果を持っているトレハロースですが、危険性はないのでしょうか?
お菓子や加工品などに使われていて、日常的に頻繁に摂取する可能性がある食品添加物のため、人体に害はないのか気になるところですよね。
今回は、甘味料として食品に使われるトレハロースの効果やカロリー、害や危険性について、また、化粧品に使われるトレハロースについても説明します。
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食品添加物・甘味料トレハロースとは?
食品添加物である甘味料として有名なトレハロース。
よく人工甘味料と間違われがちですが、トレハロースは、長年使用されてきた天然添加物(既存添加物)なんです。
トレハロースは、きのこなどの植物の細胞にも含まれている糖質の一つです。
このトレハロースは古来から存在していて、人間の生活と密接に関わってきた物質の一つでもあります。
株式会社林原という企業が、酵素を使ってトウモロコシやジャガイモのデンプンからトレハロースを作る方法を発見し、大量生産とコストダウンが可能になりました。
甘味料以外でも用途は幅広く、“夢の糖質”とも呼ばれている代物です。
和菓子や洋菓子以外にも冷凍食品や麺類、肉類、魚介類の加工品などに使われています。
トレハロースの効果やカロリー
砂糖のカロリーは、1グラムあたり約4キロカロリーです。
トレハロースも砂糖と変わらず1グラムあたり約4キロカロリーですが、甘味を感じる度合いはトレハロースの方が低く、その割合は砂糖の45%ほどだと言われています。
カロリーは同じでも、トレハロースの方が甘味を感じにくいということです。
トレハロースを使って、砂糖を使った時と同じだけの甘味を出そうとすると、砂糖を使った時よりも多くのトレハロースが必要になります。
このような場合、結果的にはトレハロースの方がカロリーが高くなるんですね。
トレハロースといえば「甘味料」というイメージがありますが、このように甘味料としては特に優れているわけではありません。
実は、水に溶けやすいので使いやすく、「品質の保持」や「品質の向上」を目的として使われることが多いのが現状なんです。
野菜や果物を切ると変色しますが、トレハロースの液に漬けると変色を防止できます。
デンプンの変化も抑えることができるので、やわらかいお菓子やパンに添加すると固くなるのを防ぐことができます。
食品中には、微生物が利用できる水と利用できない水があります。
かまぼこなどの加工品や食パンにトレハロースを添加物として利用すると、微生物が利用できない水の割合が増えるんです。
これにより、微生物が増えるのを抑えられて、日持ちが向上します。
トレハロースの持つ甘味はしつこさがないことで甘味が後を引かず、上品でやわらかな味わいだと言われています。
しかし、甘さを出す甘味料として使用する場合は、カロリーや甘味を気にしなければいけないため、甘さのためにトレハロースはあまり使われることがありません。
トレハロースは食材の味を生かしつつ、品質を保ったり日持ちを向上したりする目的で多く使われています。
トレハロースの害や危険性
では、私達が日々食べている食品に多用されているこのトレハロース。
人間の身体に害を及ぼすようなことはないのでしょうか?
結論から言えば、トレハロースは食品添加物の中でも非常に危険性の低い安全な食品添加物であると言われています。
食品添加物やそれぞれの栄養成分には、基本的に1日の許容摂取量が決められていることが多いです。
それはなぜかと言うと、それ以上の量を摂取すると身体に何らかの影響を及ぼす恐れがあるとされているからです。
1日の許容摂取量が決められていないトレハロースは、非常に安全な食品添加物であると言えるでしょう。
ただし、トレハロースの原料となっているのは、トウモロコシやジャガイモです。
現在は、トウモロコシやジャガイモの国産品はとても少なく、その多くが輸入品となっています。
例えば、トウモロコシの輸入先はアメリカが大半ですが、アメリカで生産されているトウモロコシの多くは、遺伝子組み換えで作られています。
トレハロースそのものは安全ですが、遺伝子組み換えによる発がん性などの危険性は否定できません。
危険性は?遺伝子組み換え食品のメリットデメリット、安全性の問題点
実はこのトレハロース、砂糖を摂取した時に比べて、インスリンの分泌や血糖値の上昇が緩やかな傾向にあります。
これにより、糖尿病の予防に効果があるとされています。
ただし、これはあくまで予防です。
既に糖尿病を患っている方は、ほんの少しの血糖値の上昇が命取りになってしまいます。
糖尿病の方は砂糖だけでなく、トレハロースの摂取にも注意しましょう。
どれくらいならば摂取しても大丈夫か、医師の診断を仰いでみるといいかもしれません。
化粧品にも使われるトレハロース
トレハロースと言えば、食品のイメージが強いと思います。
ただ、知らないだけでトレハロースは色々な物にも使用されているんです。
その一つが化粧品です。
市販品はもちろん、手作り化粧品の原料としても、よく使われています。
トレハロースは、化粧品には欠かせない保湿力が高い性質があるんですよ。
話は変わりますが、干ししいたけは、水に浸すだけで戻りますよね?
生しいたけに比べて干ししいたけは量も多い上に安価で、生しいたけではなく干ししいたけを使用しているという方も多いのではないでしょうか。
その干ししいたけですが、なぜ水に浸すだけで戻すことができるのか考えたことはありますか?
それは、トレハロースによるものなんです。
トレハロースは、乾燥した状況でも非常に強い保湿力を保つことができるという性質を持っています。
これにより、細胞を保護しているんですね。
この性質は、化粧水や保湿クリームにとても役立っています。
トレハロースが持つ保湿力は乾燥していてもしっかりと水分を保つことができるため、肌が乾燥している方でも肌にしっかりと化粧水や乳液などを浸透させることができます。
それに加えて、肌の細胞を守ることもできるんです。
トレハロースは天然由来の成分であり、昔はとても貴重なものとして重宝されていました。
時代が進み、デンプンからトレハロースを作る方法が発見され、今ではとても貴重で高価なものとして扱われていたトレハロースを大量に抽出できるようになりました。
これにより、食品や化粧品など様々なものに対して使用されるようになったのです。
昔はとても高価だったトレハロースも、今ではとても馴染み深いものになり、トレハロースが含まれている食品や化粧品も手頃な価格で入手できるようになりました。
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まとめ
いかがでしたか?
食品添加物の一つである天然添加物(既存添加物)のトレハロース。
人工甘味料と間違われるほど甘味に使われる甘味料というイメージが強いですが、実際は日持ち向上や品質保持として使われていることが多いんですね。
食品添加物は害や危険性が気になりますが、トレハロースそのものは非常に安全性の高いものです。
唯一心配な点があるとすれば、トレハロースの原料となっているとうもろこしやじゃがいもの遺伝子組み換え問題についてです。
トレハロースは、保湿力が高いという性質で化粧品業界でも大変注目されています。
乾燥肌の方でも、すっと肌に馴染むような感覚が実感できることでしょう。
乾燥肌に悩んでいる方、トレハロースが含まれているスキンケア用品や化粧品を一度試してみてはいかがでしょうか?
自分のお気に入りが見つかるかもしれませんよ。
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