【亜硝酸ナトリウムの危険性】亜硝酸Naの使用基準・致死量・発がん性は?
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ハムやウインナーは体に悪いと良く聞きますよね?
加工肉に含まれている、食品添加物の発色剤、亜硝酸ナトリウム(あしょうさんナトリウム・亜硝酸na)に発がん性があると言われています。
今回は、亜硝酸ナトリウムの危険性・毒性・致死量、使用基準や使われる理由、安心の国産無添加無塩せきウインナーなどをご紹介します。
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目次
亜硝酸ナトリウムとは
食品添加物の発色剤に指定されています。
発色剤はそれ自体に色がなく、見た目は食塩と区別がつきません。
発色剤を食品(主に加工肉)に添加すると、食品の成分と化学反応を起こし色が付きます。
色が付くことで、ハムやウインナーが美味しく見えるようになります。
発色のほかに、細菌繁殖を抑制の効果があります。
亜硝酸ナトリウムの致死量・発がん性・危険性について
亜硝酸ナトリウムの致死量は約2gと言われていて、高濃度の溶液を飲むと中毒症状を起こします。
亜硝酸は、原料肉内の成分「アミン」と反応して「ニトロソアミン」という発がん性物質が生成されます。
2015年10月、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が、加工肉及び「レッドミート」の摂取により大腸がんのリスクが増加すると発表し、がんのリスクを減らすために加工肉の摂取を適量にすることを奨励しました。
また、摂取量と発がん性の関係について「毎日継続して1日当たり50グラム摂取するごとに、大腸がんのリスクが18%増加する」としています。
これに対し、国立がん研究センターは以下のような見解を示しています。
「IARCの評価の基となった全世界地域の論文の赤肉摂取の範囲はおおむね一日50-100 gで、中には200 g以上にわたる非常に高い地域もありました。
2013年の国民健康・栄養調査によると日本人の赤肉・加工肉の摂取量は一日あたり63g(うち、赤肉は50g、加工肉は13g)で、世界的に見て最も摂取量の低い国の一つです。」
「大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さいと言えます。」
これは、大腸がんのリスクが増加すると発表された実験対象の国では、肉の摂取量が多く、日本は摂取量が少ない国なので、大腸がんのリスクは少ないという見解です。
しかし、致死量が分かっていて、発がん性も疑われているので、できる限り摂取をさけたいものです。
亜硝酸ナトリウムが含まれる食品
ハム、ソーセージ、魚肉ソーセージ、魚肉ハム、いくら、すじこ、たらこなどに含まれています。
食品表示は、発色剤(亜硝酸ナトリウム)または(亜硝酸na)と表示されています。
亜硝酸ナトリウムの使用基準
使用できる食品と法令で許される残存量は以下の通りです。
- 加工肉(ハム、ソーセージなど):70ppm以下
- 魚肉ソーセージ、魚肉ハム:50ppm以下
- いくら、すじこ、たらこ:5ppm以下
※ppmとは…100万分のいくらであるかという割合を示す数値です
発色剤(亜硝酸na)を使う理由
発ガン性があると言われているのに、なぜ発色剤(亜硝酸na)を使うのでしょうか。
発色剤(亜硝酸na)は、自然界に存在する毒素としては最も強力と言われている「ボツリヌス菌」の増殖抑制効果があるからです。
また、原料肉のにおいを抑える働きもあります。
安全な加工肉の選び方
国産の肉を加工したものや、「無添加」や「無塩せき」のハムやソーセージを選ぶことをおすすめします。
「無塩せき」とは、原料肉を発色剤を用いず塩づけしたものをいいます。
無添加・無塩せきウインナーを紹介
コープ 国産ポークあらびきウインナー
肉のうま味がたっぷり 国産豚肉100%
40年以上の歴史を持つ商品です。
さんだかん燻製工房
北海道産原料で作られた無添加のこだわりのソーセージ・ベーコン・ハム
発色剤・保存料などの化学合成食品添加物は一切使用していません。
鹿児島 ますや
創業者の子供がアトピー性皮膚炎になって
「自分の子供に安心して食べさせたい」
という思いから完全無添加へのこだわりが始まったそうです。
平田牧場
山形県に本店があり、全国に店舗を展開しています。
とんかつと豚肉料理の飲食店も展開しています。
ハム・ベーコン、ソーセージなと種類が豊富です。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、食品添加物発色剤「亜硝酸ナトリウム」の致死量・危険性・毒性、使用基準や使われる理由をご紹介しました。
極力、食品添加物が入っているものは避けて、「無添加」や「無塩せき」を選びましょう。
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