コーヒーに含まれる食品添加物「シリコーン樹脂」危険性や毒性は?
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食品添加物である「シリコーン樹脂」を知っていますか?
缶コーヒーをはじめ、意外にも様々なものに含まれているシリコーン樹脂。
お弁当などに使うシリコンカップやノンシリコンシャンプーなどと言われている、一般的に知られている「シリコン」と「シリコーン樹脂」は何が違うのでしょうか?
その毒性や危険性も気になりますよね。
今回は、シリコーン樹脂とは何か、シリコーンとシリコンの違い、シリコーン樹脂の危険性や毒性、害について説明します。
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食品添加物「シリコーン樹脂」とは
シリコーン樹脂は、「ポリジメチルシロキサン」または「ケイ素樹脂」とも呼ばれます。
樹脂の一種です。
樹脂と聞いても良く分からない…という人もいるかもしれませんが、「プラスチック」と言えば分かりやすいのではないでしょうか。
プラスチックの原料となっているのも樹脂です。
シリコーン樹脂は、さまざまな効果を持つ食品添加物で缶コーヒー以外の食品にも使用されています。
缶コーヒーは、泡立ちを抑え、ふたを開ける時に噴き出さないようにするためにシリコーン樹脂が添加されています。
他には、豆腐を製造する際に泡立ちを抑える「消泡剤(しょうほうざい)」、食感や風味を向上させるための「品質改良剤」、加工食肉などの「結着剤」など様々な効果を持つのです。
ですが、原材料名の表示欄には消泡剤、品質改良剤(またはかんすい)、結着剤といったように用途のみの一括表示になっていることが多いです。
もちろんシリコーン、またはシリコーン樹脂と表示されていることもあります。
ですが一括表示の場合、複数の食品添加物を混ぜ合わせて使用されていることもあり、そもそも使用されているのは必ずしもシリコーン樹脂とは限りません。
食品添加物で、なるべく摂取しないように避けているものがある場合、こういった一括表示では何が使用されているのか分からないため気を付けましょう。
シリコンとシリコーンは同じ?
シリコンとシリコーン、名前は似ていますがこれらは同じ物質なのでしょうか?
まずは、シリコンがどういうものかについて見てみましょう。
シリコンとは、元素の一つである金属ケイ素のことを指します。
元素記号は「Si」。
元素名「ケイ素」を英語で言うと、シリコン(silicon)なんです。
半導体の基盤の材料、シリコン系太陽電子パネルなどに使われています。
では、シリコーンが何なのかというと、シリコーンの主成分となっているのはケイ素(シリコン)という元素です。
つまり、シリコーンとは、シリコンが含まれている、人工加工することによって製造された化合物です。
シリコーンは、オイル状のものとゴム状のものの2種類があります。
お弁当などに使用するシリコンカップ、シリコンシャンプー、調理器具、携帯シリコンカバーなどは、よく知られているシリコンだと思います。
つるつるとした触り心地でゴムのようにやわらかいシリコン、正確にはあれはシリコンではなく「シリコーン」なのです。
シリコンと表記して呼ぶことが多いですが、お弁当カップやシャンプーなど身の回りでシリコン素材などと称して出回っているものの大半はシリコンではありません。
ゴム状のものはすべて「シリコーン」です。
なお、オイル状の「シリコーン」は、継ぎ目や隙間を埋める水廻りのシーリング剤などに使用されています。
シリコンは金属ケイ素、つまりは金属です。
つるつるとした触り心地のゴムのようなやわらかさを持つ、一般的にシリコンと呼ばれているものが「シリコーン」なのです。
つまり、シリコンとシリコーンはまったく違います。
名前が似ているだけで別物です。
なお、食品添加物であるシリコーンはこのゴムのようなシリコーンではなく樹脂ですよ。
ゴムを食べているわけではないのでご安心ください。
シリコーン樹脂に毒性や危険性、害はあるの?
では、そのシリコーン樹脂には毒性や危険性はあるのでしょうか?
シリコーン樹脂とだけ聞くと「人が食べるものに樹脂なんか混ぜ込んでるの?」と思いがちですが、シリコーン樹脂の主成分はケイ素です。
そしてケイ素は人間の身体にも含まれているんです。
そのため、危険性や毒性などの害はないとされています。
樹脂と聞くと危険なイメージですが、主成分は、あくまでも「ケイ素」なので安心して食べることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
食品添加物であるシリコーン樹脂。
樹脂と聞くとプラスチックを思い浮かべる方が多いと思いますが、主成分はケイ素なんです。
シリコーン樹脂なんて名前に似合わず、これが意外にも危険性や毒性、害はなく安全なんです。
それどころか、シリコーン樹脂の主成分であるケイ素は人間の身体にも含まれています。
名前だけを聞くと危ない感じがしますが、その主成分をたどってみると人間の身体にも含まれている物質だったなんてことは意外によくある話です。
名前が危なそうだから危ないと決めつけず、「これは大丈夫なのかな?」と思った場合はぜひ主成分や毒性について調べてみるといいですよ。
意外なことが分かるかも知れません。
シリコンとシリコーンの話も意外だったのではないでしょうか?
身の回りにシリコンと記載されて出回っているものは、実はシリコンではないんですね。
シリコンと表記されているゴム製品を見て、そのままシリコンと呼んでいる方がいたら「あれってシリコンじゃなくて、正確にはシリコーンなんだって」と教えてあげるといいですよ(笑)
シリコーンの主成分はケイ素で、摂取しても身体に害はないことも、ぜひ教えてあげてください。
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