あなたは作れる人？エクオールとは？効果効能、副作用、サプリや食品

あなたはエクオールを知っていますか？

大豆や大豆製品には、イソフラボンが含まれていますよね。

大豆製品を摂取した際、腸内細菌が働くことによってイソフラボンが変化して、エクオールになるんです。

ただし、人間は誰でも腸内でこのエクオールを作れるわけではないんです。

「作れる人」と「作れない人」がいるんです。

今回は、エクオール検査方法をはじめ、エクオールの効果効能、作れる人と作れない人の違い、エクオールを豊富に含む食品とエクオールの副作用を説明します。

エクオールを作れない人でも、エクオールを摂取できるようにサプリも紹介するため、エクオールを作れない方でも安心ですよ。

エクオールとは？

大豆には、イソフラボンという成分が含まれていて、イソフラボンには2つの種類があります。

「グリコシド型イソフラボン」と「アグリコン型イソフラボン」です。

グリコシド型イソフラボンは吸収されにくく、アグリコン型イソフラボンは吸収されやすいといった、それぞれ真逆の性質を持っています。

そしてアグリコン型イソフラボンは、さらに3つの種類に分かれます。

「ダイゼイン」と「ゲニステイン」、「グリシテイン」の3つです。

このアグリコン型イソフラボンである「ダイゼイン」が変化することで、エクオールになるんです。

エクオールの効果効能

健康にも美容にもいいとされる、イソフラボンの一種であるエクオール。

では、エクオールの効能とは、一体何があるのかを見てみましょう。

更年期障害の症状の緩和

倦怠感（けんたいかん）や腰痛などといった肉体的な症状だけでなく、いら立ちや不眠など、精神的な症状も見られる更年期障害。

エクオールは、そんな更年期障害に効果があります。

誰もが経験する更年期障害ですが、エクオールが少ない人よりも多い人の方が症状が軽いことが多いんです。

女性ホルモンと男性ホルモンの抑制

エクオールには、女性ホルモンと男性ホルモンの過剰な分泌を抑制する働きがあります。

こういったホルモンの過剰分泌の抑制は、乳がんや前立腺がんなど、ホルモンが原因となるがんの予防につながります。

なお、男性ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる脱毛も予防することができます。

美容効果

エクオールは、女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た働きを持っています。

そんなエクオールには、肌の水分を保ってコラーゲンを生成する働きがあります。

これにより、しわの改善といった効果が期待できます。

骨を強くする

骨粗しょう症は、骨密度が減少していく疾患です。

高齢者に多いとされていますが、その原因は加齢によって女性ホルモンの数が少なくなっているからだそうです。

女性ホルモンが減るのに伴って、骨量（こつりょう）も減ってしまうんですね。

エクオールを摂取することによって、女性ホルモンは十分な数を保つことができるため、骨粗しょう症などを予防して骨密度を上げることができます。

エクオールを「作れる人」と「作れない人」の違い

このように様々な効果をもたらしてくれるエクオール、実は体内で作ることができるんです。

ただし、誰もがみんな作れるというわけでもなく、「作れる人」と「作れない人」がいるんです。

作れる人は、腸内細菌が働くことでアグリコン型イソフラボンの「ダイゼイン」がエクオールへと変化しますが、作れない方はダイゼインのままエクオールへと変化せずに吸収されてしまうんです。

日本人では、エクオールを作れる人は、50％程しかいないと言われています。

欧米人はもっと少なく、20～30％程。

日本人でも10代20代でエクオールを作れる人は、30％前後と減少しているそうです。

原因は、最近の食文化は欧米化してきているためだと言われています。

それでは、あなたは、エクオールが作れる体質なのか作れない体質なのか、どちらなのでしょうか？

エクオール検査方法

エクオールが作れる体質なのかを検査するには、病院で検査する方法と、自宅で検査する方法があります。

エクオール検査を病院で行う

かかりつけの病院や近くの婦人科でエクオール検査を行っているか、聞いてみましょう。

費用は、基本的に保険適用外で、病院にもよりますが、4000円～5000円程です。

検査方法は、尿検査で10分ほどで終了し、後日結果を聞くことが多いようです。

病院だと、結果に応じでアドバイスがもらえる点がメリットと言えるでしょう。

自宅でエクオール検査「ソイチェック」

ソイチェックは、自宅でできるエクオールの検査キットです。

名古屋大学発のベンチャー企業「ヘルスケアシステムズ」がサービス提供をしています。

検査キットを用いて尿を採り、その使用後の検査キットを郵送にて送ると結果が届くという仕組みです。

検査キットを購入するだけで手軽に検査でき、医療機関へ足を運ぶ必要がないのが利点です。

ヘルスケアシステムズが、カラダチェックという検査キットを数種類販売しています。

その中の1つが「ソイチェック」で、薬局や通販（アマゾンや楽天など）、クリニックでも取り扱っています。

⇒検査キットを取り扱いしている薬局を探す

⇒検査キットを取り扱いしているクリニックを探す

⇒アマゾンでソイチェックを探す

⇒楽天でソイチェックを探す

食事で摂取できる？エクオールが多く含まれる食品

エクオールは、アグリコン型イソフラボンであるダイゼインが腸内細菌によって変化したものです。

エクオールの元はダイゼインであるため、アグリコン型イソフラボンを含む食品に含まれています。

要は大豆製品ですね。

大豆製品と言えば、豆腐や納豆、味噌や醤油ではないでしょうか？

実は、豆腐や納豆に含まれているイソフラボンは「グリコシド型イソフラボン」が多く、味噌や醤油に含まれているイソフラボンは「アグリコン型イソフラボン」が多いんです。

この違いは、食品を製造する過程で、どの程度の発酵がなされているがであり、発酵力が弱かったり発酵時間が短いとアグリコン型イソフラボンにはならないのです。

 

グリコシド型イソフラボンは、糖が結び付いた状態のイソフラボンであり、腸内細菌による酵母力によって糖が外され、糖が外されたものから吸収されていきます。

アグリコン型イソフラボンは真逆で、既に糖が外れているため、胃や小腸からでもどんどん吸収されていくんです。

だから、最初から糖が外れている「アグリコン型イソフラボン」の方が吸収されやすいんですね。

 

豆腐や納豆なども大豆食品ですが、味噌や醤油などの調味料と違って、豆腐や納豆などに含まれているイソフラボンは「グリコシド型イソフラボン」が多いんです。

納豆も納豆菌で発酵させて作りますが、納豆菌の酵母力では糖を完全に分解できないんです。

エクオールの元となるアグリコン型イソフラボンを食事で摂取したい場合は、味噌や醤油などを用いる料理を摂取するといいですよ。

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エクオールに副作用や危険性はあるの？

エクオールは、人間の身体に様々な良い効果をもたらしてくれます。

ただ、良い効果をもたらしてくれるものでも、その副作用も気になるところですよね。

 

エクオール自体に副作用はありません。

1日の許容摂取量さえ守っていれば、もたらされるのは良い効果のみで悪影響はないとされています。

ただ、それは1日の許容摂取量を守ればの話です。

過剰摂取はエクオールに限らず、どんな成分でも身体に毒となります。

エクオールの1日の許容摂取量は、サプリで換算すれば10mgです。

1日の摂取量が10mgを大幅に超えると胃痛や便秘、下痢といった副作用を起こす危険性があります。

エクオールのサプリ

エクオールは、体内で作れる人と作れない人がいます。

では、作れない人はエクオールを摂取できないのかと言うと、そうではありません。

エクオールは、作れる人でもその作れる量には個人差があり、十分な量を生成できる方は、ほんのわずかです。

エクオールのサプリは、体内で生成できない方はもちろん、エクオールの生成量が足りていない方にも効果的ですよ。

大塚製薬「エクエル」

大塚製薬から発売されているエクオールサプリです。

通販はもちろん、医療機関でも販売されています。

内容量は1日4粒を目安とし、28日分の112粒です。

価格は税込4,320円です。

⇒エクエル 公式サイト

⇒エクエルをアマゾンで探す

⇒エクエルを楽天で探す

小林製薬「発酵大豆イソフラボン エクオール」

小林製薬から発売されている無添加のエクオールサプリです。

内容量が1日1粒、30日分で価格は税込2,700円です。

⇒小林製薬「命の母」公式サイト

⇒命の母エクオールをアマゾンで探す

⇒命の母エクオールを楽天で探す

まとめ

いかがでしたか？

更年期障害に効果があると言われているエクオール、その効果を得るべきは更年期の方だけではないんです。

若年層の方にも美容効果や女性ホルモン抑制など、良い効果が沢山あるんですよ。

過剰摂取にさえ気を付ければ副作用もなく、安全に摂取することができます。

エクオールには体内で作れる人と作れない人に分かれますが、サプリであれば作れない人でもエクオールを摂取することができます。

まずは、あなたはエクオールを作れる人なのか、エクオール検査をしてみてはいかがでしょうか？

あなたもぜひ、エクオールの効果を体験してみてはいかがですか？