成分の乳糖とは?効果や含まれる食品、アレルギーや牛乳で下痢の原因
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あなたは、乳糖をご存じですか?
乳糖は成分の一種ですが、乳アレルギーの方でも摂取して大丈夫なのでしょうか?
牛乳で下痢を起こす方は、乳糖が分解できないためだと言われていますが、乳糖が分解できない「乳糖不耐症」とは一体どういうものなのかも気になりますよね。
今回は、乳糖の効果や乳糖が含まれる食品、乳糖不耐症と乳アレルギーについて説明します。
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目次
乳糖(ラクトース)とは何?
乳糖はラクトースとも呼ばれ、甘味料の一つです。
ただし、感じる甘さは控えめの低甘味料です。
人間などの哺乳類の母乳にも含まれていて、乳児には欠かせない成分であるとされています。
便秘解消やダイエット!?乳糖の効果
乳糖は腸で乳酸菌となり、その乳酸菌は善玉菌を増やすことで便秘解消に効果があります。
便秘は、腸内の悪玉菌の数が増殖することによって有害物質が排出できなくなって引き起こされますが、それは次第に血液やリンパに流れて新陳代謝が悪くなってしまうんです。
乳糖を摂取することで結果的に善玉菌を増やし、新陳代謝を向上させることでダイエットにもつながります。
また、新陳代謝の向上は、健康やアンチエイジングにも効果がありますよ。
乳糖が含まれる食品
乳糖を含む食品は、牛乳やヨーグルト、チーズ、バターなどの乳製品です。
その他にもアイスクリーム、ケーキ、シリアルやドレッシングなどに含まれていることもあります。
ただし、ヨーグルトには乳酸菌が作用することで、既に乳糖が分解されているものもあります。
チーズも製造段階で、乳糖はほとんどホエイ(乳清)に変わります。
牛乳も乳糖が摂取できない方でも飲むことができるようにと、乳糖の分解処理がされている牛乳もあります。
これらのような乳糖が既に分解されているものは、乳糖不耐症の方も摂取できます。
牛乳で下痢する人は乳糖を分解できない?乳糖不耐症とは
乳糖不耐症とは、乳糖や牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、腹痛や下痢をおこしてしまう症状のことです。
日本人は特に、他の国に比べて、乳糖不耐症の人が多いと言われています。
乳糖は、小腸でラクターゼという消化酵素によって分解されます。
生まれつき体内でラクターゼを生成できない、または生成量が不足しているのが先天性です。
ただ、幼い頃は牛乳を飲んでも何ともなかったのに、大人になってから牛乳などの乳製品を摂取するとお腹を壊すようになった、 という方もいるのではないでしょうか?
実はこのラクターゼ、加齢によって働きが弱くなっていくことがあるんです。
これが後天性です。
乳糖不耐症の方が乳糖を摂取すると、腹部の痛みやお腹のハリ、痙攣(けいれん)、下痢、吐き気などの症状が現れます。
乳・牛乳アレルギーの人は乳糖を摂取して大丈夫?
牛乳アレルギーと乳糖不耐症は異なります。
乳アレルギーの原因となるのは、乳たんぱく質で乳糖そのものはアレルゲンではありません。
ただし、乳糖を製造する過程で少量ではありますがたんぱく質が混入してしまうため、乳糖が含まれている場合は、アレルギー物質の表示欄に「乳・牛乳」と記載しなければならないことになっています。
ですが、数gの乳糖を摂取した程度で症状が現れることはほぼありません。
それでも不安な方は、医師に相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
成分の一つである乳糖には、善玉菌を増殖させる効果があるんです。
乳糖が含まれる食品の中でもヨーグルトやチーズは乳糖が分解されているものがあるため、牛乳などの乳製品で下痢などを引き起こしてしまう乳糖不耐症の方は乳糖が既に分解されているものを選びましょう。