肌やいびきに効果!?コエンザイムQ10とは？効能や副作用、サプリについて

あなたは、コエンザイムQ10をご存知ですか？

サプリメントなどに配合されていることも多いため、名前を聞いたことがある方も多いかと思います。

今回は、コエンザイムQ10の効果や効能、還元型と酸化型の違い、副作用や危険性、サプリメントの選び方について説明します。

コエンザイムQ10が配合されているサプリメントも紹介するため、興味がある方は購入する際の参考にしてみてください。

コエンザイムQ10とは？

 

コエンザイムQ10とはユビキノンとも呼ばれ、ビタミンととてもよく似た働きをするビタミン様物質です。

このコエンザイムQ10、実は人間のすべての細胞膜（細胞表面を囲む薄い膜）に存在しているんですよ。

細胞内のミトコンドリアが、エネルギーの生成に深く関係しているのをご存知ですか？

実は、ミトコンドリアにはコエンザイムQ10が豊富に含まれていて、ミトコンドリア内に存在しているコエンザイムQ10がエネルギーを生成しているんです。

つまり、人間の身体にはコエンザイムQ10が豊富に含まれているから、人間が活動できるほどのエネルギーが生成できているんですね。

コエンザイムQ10の効果や効能

エネルギーの生成に深く関わっているコエンザイムQ10ですが、具体的にはどんな効果をもたらしてくれるのかを見てみましょう。

疲労回復効果

コエンザイムQ10の一番の効果は、疲労回復効果です。

短いと1週間程度の摂取でも、階段を上る際の息切れなどの症状が現れなくなる人も。

コエンザイムQ10が、体内で活発にエネルギーを生成することで疲れにくくなるんです。

美肌やアンチエイジング効果

コエンザイムQ10には、高い抗酸化作用があります。

人間の身体では、様々なものが原因で老化の原因になる活性酸素が日々生成されているのですが、この活性酸素は細胞の酸化を引き起こすとされています。

皮膚細胞の酸化が、シミやシワなどといった現象を招きます。

コエンザイムQ10は、酸化を防ぐ抗酸化作用を持っているため、美肌やアンチエイジングに効果があるとされています。

また、酸化が影響を与えるのは、皮膚だけではありません。

脳や臓器、血管などにも大きな影響を与え、それが病気の原因となることもあります。

ただ、抗酸化作用で脳や臓器、血管などの酸化を防ぐことで、酸化が原因の病気を予防することもできます。

いびき予防効果

いびきは、筋肉によって喉（のど）から空気が通りにくい場合に引き起こされます。

いびきをかいている状態では呼吸がスムーズにできていないため、脳へ送られる酸素量が減り、それによって脳は目覚めてしまうのです。

睡眠で身体を休ませるのは脳を休ませるのと同じことであるため、脳が休めなければ、疲れが取れないことが続いてしまうんです。

コエンザイムQ10は、エネルギーを生成する働きがあり、そのエネルギーが全身に働きかけて筋肉の働きを改善するといった効果があります。

これにより、筋肉状態が改善されて喉に空気が通るスペースができ、いびきが緩和されるんです。

ダイエット効果

先程も説明したように、コエンザイムQ10にはエネルギーを生成する働きがあります。

脂肪や糖をエネルギーに変換することで、基礎代謝が向上します。

基礎代謝が上昇するということは、脂肪を燃やしやすい身体になるため、ダイエットにも効果があるとされています。

肥満を防げることで、メタボリックシンドロームなどをはじめとした病気を予防することもできるんですよ。

心臓病の予防

実は、コエンザイムQ10は、不整脈や狭心症といった心臓病に効果があるとされ、心臓病の治療薬としても使用されてきました。

心臓は、常に多くのエネルギーが必要となる臓器です。

コエンザイムQ10を摂取することで心臓がより強く収縮するようになり、それによって1回の収縮で身体に送り出される血液の量が増加するんです。

歯周病や歯槽膿漏、口臭予防

1970年代以降、コエンザイムQ10と歯周病に関する研究が行われてきました。

1995年には、効果が認められなかったという結論が出ましたが、当時の実験は酸化型で行われていました。

最近の還元型コエンザイムQ10での研究では、投与前後に歯茎からの出血の減少や歯石・歯垢の減少が見られました。

口臭の実験でも、2カ月間、還元型コエンザイムQ10を摂取した人としていない人の間では、摂取した人の方が口臭が減少する結果が現れました。

他の実験でも、ドライマウスの人が還元型コエンザイムQ10を摂取することで、唾液の分泌量が増加したという研究結果もあります。

ドライマウスと歯周病の関連性も高いので、還元型コエンザイムQ10の効果が関与しているのではと言われています。

軽度から中等度慢性歯周炎と診断された患者を対象に，臨床研究を行った。

実験群には1錠に還元型CoQ10を50 mg含むサプリメントを1回1錠，1日3回，食後に8週間摂取させ，対照群には還元型CoQ10を含有しない同じ形状のカプセルを用い，二重盲検法で行った。

実験群は20名（男性17名，女性3名），平均年齢40.9±10.1歳，対照群は25名（男性20名，女性5名）38.2±12.9歳で，研究開始時に臨床症状も含め，群間に有意な差はなかった。

投与前後では実験群でプロービング時の出血（BOP）の有意な減少が見られた。

投与前後では実験群でプラークコントロールレコードおよびBOPの有意な減少，対照群でBOPの有意な減少と平均ポケット深さの増加が見られた。

口臭は実験群で減少する傾向が見られ，唾液の抗酸化能は4および8週後において実験群では有意な変化はなかったが，8週後の対照群で有意な低下が見られた。

出典：日本歯周病学会会誌

 

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コエンザイムQ10が嘘や効果なしと言われる理由

サプリメントは、医薬品ではありません。

科学的に効果が証明されているものは医薬品となり、サプリメントではありません。

医薬品は即効性がありますが、サプリメントは飲み続けることで効果を得られやすくなるものです。

嘘や効果なしと言っている人は、数週間飲んだだけという場合が多いのも事実です。

コエンザイムQ10の場合は、歯周病の研究でもありましたが、酸化型より還元型の方が効果が出やすいんです。

サプリメントを飲み続けたとしても、酸化型コエンザイムQ10の場合は、効果があまり見られず「効果がなかった」と結論を出す人もいるということです。

コエンザイムq10の還元型と酸化型の違い

では、酸化型と還元型の違いは何なのでしょうか。

コエンザイムQ10には2種類あり、それぞれを「還元型コエンザイムQ10」「酸化型コエンザイムQ10」と呼びます。

 

まず、一般的にユビキノンと呼ばれるのが「酸化型コエンザイムQ10」です。

普及範囲が広く、価格も安価で比較的簡単に入手することができるんです。

ただ、体内に存在しているコエンザイムQ10とは構造が違い、吸収するためにはまず体内で還元型コエンザイムQ10に変換するといった手間が生じます。

それにより、吸収率が悪いと言われています。

 

それに対して、「還元型コエンザイムQ10」は、酸化型コエンザイムQ10に比べて価格が高いです。

ただ、体内にあるコエンザイムQ10と同じ構造をしているため、酸化型コエンザイムQ10のように変換する手間がなく吸収されます。

 

酸化型コエンザイムQ10も吸収されないわけではないため、酸化型コエンザイムQ10でも効果は得られます。

予算が少ない方は、酸化型コエンザイムQ10にして長期的に継続するのも一つの手段です。

コエンザイムQ10に副作用や危険性はある？

コエンザイムQ10は、一般的に副作用が出にくく、安全性も高いと言われています。

しかし、過剰摂取することにより、下痢や腹痛などの症状が起こったと報告されています。

医薬品としてコエンザイムQ10を使用する場合、日本では1日の摂取量の上限は30 mgと指定されています。

サプリメントでは、1日摂取量の上限を決められていませんが、あまりにも医薬品の上限を超える場合は注意しましょう。

海外のサプリメントは、1日推奨量が1000mg以上の製品も流通しているそうです。

 

サプリメントは、摂取すればするほど大きな効果が得られる、というわけではありません。

あくまでも足りない栄養素を補うための物質であり、過剰摂取は禁物です。

また、日常的に医師から処方された薬を服用している方がコエンザイムQ10を併用したい場合は、医師に診断を仰ぎましょう。

コエンザイムQ10のサプリメントの選び方

コエンザイムQ10は脂溶性の物質であるため、水には溶けにくく、サプリメントなどでは吸収されにくい傾向にあります。

価格より吸収率を重視するのであれば、還元型コエンザイムQ10が配合されているサプリを選びましょう。

ただ、還元型コエンザイムQ10は、吸収されやすい代わりに価格が高いものが多いです。

予算がない場合は、酸化型コエンザイムQ10でも構いません。

ただ、酸化型コエンザイムQ10は価格が低い代わりに吸収されにくいため、吸収されやすくするためには包接体（ほうせつたい）のサプリを選びましょう。

この包接体というのは、外側は親水性で水に溶けやすく、内側は親油性で脂に溶けやすいといった性質を持っているシクロデキストリンと呼ばれているオリゴ糖の一種です。

このシクロデキストリンで包んであるコエンザイムQ10のサプリメントは、酸化型コエンザイムQ10でも吸収率が高くなります。

還元型コエンザイムQ10おすすめサプリメント

吸収率が良い還元型コエンザイムQ10のサプリメントを紹介します。

カネカ「還元型コエンザイムQ10」

kaneka（カネカ）から発売されている、還元型コエンザイムQ10が配合されているサプリメントです。

身体的疲労感の軽減に役立つことが報告されている「機能性表示食品」。

1カプセルあたり、還元型コエンザイムQ10が100mg配合。

カネカは、CoQ10素材の世界トップメーカーなので、カネカのコエンザイムQ10が他の商品に使われていることもあります。

⇒カネカ公式サイトを見る

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⇒還元型コエンザイムQ10を楽天で探す

DHC「コエンザイムQ10 ダイレクト」

DHCから発売されている還元型コエンザイムQ10が配合されているサプリメントです。

一過性の疲労感を軽減する機能性表示食品。

1日2粒で110mgの還元型コエンザイムQ10か摂取できます。

⇒DHC 公式通販サイト

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⇒コエンザイムQ10 ダイレクトを楽天で探す

ステラの贅沢CoQ10

ステラ漢方から発売されている、還元型コエンザイムQ10が配合されているサプリメントです。

還元型コエンザイムQ10の他に、40種類以上の栄養素を含むローヤルゼリー、クリルオイルが配合。

1日2粒に還元型コエンザイムQ10は、100mg配合。

公式サイトでは初回特別価格。

⇒ステラの贅沢CoQ10をアマゾンで探す

⇒ステラの贅沢CoQ10楽天をアマゾンで探す

まとめ

いかがでしたか？

エネルギーを生成する、疲労回復する効果効能を持つコエンザイムQ10。

副作用の可能性や危険性は低いですが、過剰摂取には気を付けましょう。

コエンザイムQ10のサプリメントは、還元型と酸化型の違いは価格と吸収率。

酸化型コエンザイムQ10の方が、安価で手に入る代わりに吸収率が悪い傾向にあります。

還元型コエンザイムQ10が配合されているサプリメントも紹介したため、気になる方はぜひ購入してみてください。

 

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